車の雨漏りの原因は?気になる修理費用の相場と対処法を徹底紹介!

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車の雨漏りを経験したことはありますか?

筆者は、オープンカーを所有していた頃、雨漏りを何度も経験しています。高年式車では滅多に起こりませんが、状況によってはどの車でも雨漏りは起こります。

今回は、車の雨漏りの原因を解説するとともに、気になる修理代や対処法についても徹底紹介していきます。

目次

車が雨漏りする原因について

車の雨漏りには、いくつかの原因が考えられます。ほとんどの場合は、部品の経年劣化によるものが多く、ちょっとした原因で雨漏りは起こります。

ひろし

ここでは、車が雨漏りする原因について解説していきます。

ウェザーストリップの劣化

車の雨漏りで最も多いのが、ドアの内側についているゴム製モール「ウェザーストリップ」の劣化によるものです。

ウェザーストリップは、ドアと車体を密着させる部品で、車内に水が入ることを防ぐ役割を果たしています。ウェザーストリップはゴム製のため、年月とともに劣化していく消耗部品です。

ウェザーストリップが劣化すると、ドアと車体の間に隙間ができて、洗車時や雨が降ると車内に水が浸入してきます。

パッキン類の劣化

ウェザーストリップの他にも、車には数多くのゴム製の部品が使用されています。

例えば、フロントガラスやリヤガラスのモールや、サンルーフのモールにもゴム製のパッキンが使用されています。雨漏りが発生しやすいのがオープンカーやカブリオレで、幌とルーフの接触個所から車内に水が侵入してきます。

筆者が乗っていた「カマロ コンバーチブル」「S2000」「フェアレディZ Tバールーフ」の3台とも、期待を裏切ることなく雨漏りが発生しました。

オープンカーやサンルーフ付きの車は、「雨漏りが当たり前」と思って乗らなければいけません。

車体の歪みが原因

あってはいけないことですが、事故によって車体が歪んだり、粗悪な板金修理の影響によって、雨漏りが発生することがあります。

特にリヤ事故(追突事故)や側面事故を起こした車は、ドアを閉めても大きな隙間が開いてしまって、車内に大量の水が浸水してきます。

車体やシャーシまで損傷した事故車は、完璧に修理をしたつもりであっても、完全には元に戻りません。車体の歪みが原因で雨漏りするのは、ドア類やリヤハッチを交換した履歴がある車両がほとんどです。

車の雨漏りを確認する方法について

車の雨漏りを確認する方法は、水さえあれば簡単に調べることができます。

車の雨漏りを調べる方法
  1. 車の窓を全て閉める。
  2. 天井に大量の水を掛ける。
  3. ドアとボディが接する個所を中心に水を掛ける。

1人でも雨漏りを確認することはできますが、2人で確認する(1人は車内)と、より早く雨漏りの個所を特定できます。

また、ガソリンスタンドなどの洗車機を使えば、1人でも雨漏りを簡単に確認することが可能です。

車の雨漏りを放置するリスクは?

車の雨漏りを修理しないで、そのまま放置してしまうと大事故に繋がることがあります。

ひろし

車の雨漏りを放置してしまうと、下記のリスクがあります。

  • 車内にカビが発生する。
  • 異臭が発生する。
  • 内装や内張が破損する。
  • 内窓が曇る(水滴が溜まる)。
  • 電装系が故障・破損する。
  • 漏電して火災の原因になる。

筆者の経験からハッキリと言えることは、雨漏りを見つけたら「早急に修理する!」です。実は、雨漏りを発見したときには、既に大量の水が浸水している可能性があります。

雨漏りに限ったことではありませんが、発見したときには「いつから雨漏りしていたんだ?」「どこから漏れてるんだ?」など、発見する以前から雨漏りをしていたはずです。

例えば、ゴムパッキンの劣化が原因で雨漏りをしていた場合は、ずっと前から劣化の進行とともに浸水が始まっていたはず。

そのため、雨漏りを見つけたときには、既に電装系やフロアなどが水浸しになっていることがほとんどです。速やかに修理をしなければ、最悪の場合には漏電して火災を起こすことがあります。

車の雨漏りを修理する費用と相場について

車の雨漏りを直す修理代は、修理箇所や車種によってもバラバラです。

ドアのウェザーストリップは、素人でも交換することが可能ですが、フロントガラスやオープンカーの幌モールなどは、ガラスの脱着が必要になるため、簡単に修理することができません。

ここでは、車の雨漏りを修理する費用と相場を、筆者の経験を元に解説していきます。

ドアの雨漏り修理代

ドアについている「ウェザーストリップ」は、ワンタッチで交換できるタイプが多く、車に詳しくない人でも交換することができます。

車種によっても部品代が大きく異なりますが、一般的な車の場合は「3,000円~10,000円」で部品が揃います。

専門業者に修理を依頼した場合は、作業工賃・3,000円~5,000円が相場なので、部品代と合わると「10,000円~15,000円」くらいが修理代の相場です。

サンルーフの雨漏り修理代

サンルーフのウェザーストリップ劣化によって、雨漏りをすることがよくあります。

サンルーフの構造によっては、ガラスの脱着が必要になるので、専門業者に修理を任せることをおすすめします。

株式会社髙木自動車のサイトに、サンルーフのウェザーストリップ交換記事がありました。部品は持ち込みですが、作業工賃・8,000円で修理しています。

サンルーフ用ウェザーストリップの部品代は、「10,000円~15,000円」が相場なので、修理代としては「20,000円~25,000円」になります。

参考情報
  • 株式会社髙木自動車:https://www.goo-net.com/pit/shop/0208202/blog/344866

フロントガラスの雨漏り修理代

ウェザーストリップの劣化で、最も厄介な作業がフロントガラスです。

フロントガラスのモール交換作業は、フロントガラスの一式交換と同じ工程になるので、フロントガラスを脱着しなければなりません。

ゴム製モールの部品代は「2,000円~5,000円」で手に入りますが、ガラスの脱着作業の工賃は「25,000円~40,000円」が相場です。

フロントガラスモールを交換するには、「30,000円~50,000円」の修理代が必要になります。

参考情報
  • くるまガラス本舗:https://carglass-repair.com/exchange/

オープンカーの雨漏り修理代

オープンカーのルーフは、幌タイプとハードタイプがありますが、ハードタイプはウェザーストリップ(ゴム製モール)の劣化が原因で、雨漏りが発生します。

幌タイプのオープンカーには、ウェザーストリップ劣化の他にも、リヤウィンドウの劣化や幌の破れなどで、雨漏りが発生することがあります。

ウェザーストリップの交換だけなら、10,000円程度で修理できますが、リヤウィンドウや幌の張替え作業になると、作業工賃だけでも「50,000円以上」掛かります。

オープンカーの雨漏りを修理するなら、100,000円以上の修理代が掛かることを頭に入れておいて下さい。

参考情報
  • auto-tops:https://www.auto-tops.com/page/23

車が雨漏りしたときの対処法

外出先で車の雨漏りに気づいたとき、そのまま放置しても浸水を止めることはできません。早急に雨漏りを止めて、車内への浸水を防ぐ必要があります。

ひろし

ここでは、車が雨漏りしたときの対処法(応急処置)について解説していきます。

幌に穴が空いたとき

年代物のクラシックカーや錆まみれの車以外は、ボディに穴が空いて雨漏りすることは滅多にありません。

しかし、オープンカーやカブリオレなどは、幌に穴が空いたり破れることもあるので、雨漏りをします。もし、幌に穴が空いてしまった場合には、「防水テープ」を使って応急処置をして下さい。

その際の注意点としては、幌の外側だと油分や水気でテープが貼れないかもしれませんので、車内側(幌の裏側)から穴を塞ぐように防水テープを貼って下さい。

防水テープの種類は何でも良いのですが、粘着力が強く、耐防水性に優れているテント用を使用すると良いでしょう。

隙間から雨漏りするとき

車の雨漏りで最も多いのが、ゴム部品の劣化によるものです。特に運転席のドアは開閉頻度が多いため、ウェザーストリップが傷んで雨漏りが発生します。

このような隙間から雨漏りが発生した場合には、コーキング剤を使って隙間を埋めると良いでしょう。あくまでも応急処置なので、長期間の使用には向いていません。

コーキング剤でおすすめなのは、FRP樹脂や鉄板にも接着できるシリコンコーキング「シーカフレックス251」。

シーカフレックス251は、取扱いが簡単な上に液ダレが少なく、「耐衝撃」「振動吸収性」に優れているコーキング剤です。

雨漏りの応急処置には、シリコンコーキング剤が向いています。

参考情報
  • シーカフレックス251:https://www.monotaro.com/g/00265885/

まとめ

高年式の車ばかり乗っている人には、車が雨漏りするなんて想像ができないでしょう。しかし、新車から5年以上が経過した車は、ゴム部品が硬化してくるので、雨漏りの発生率が急激に上がります。

雨漏りをしたときには、どの場所から雨漏りしているのか?雨漏りの原因は何なのか?早急に確認して対処して下さい。

雨漏りは決して安い修理代ではありませんが、そのまま放置しても車にとってデメリットしかありません。自分で修理ができない場合は、近くの整備工場や自動車販売会社に相談することをおすすめします。

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この記事を書いた人

アラサーの会社員で車やバイクが大好きです。趣味は愛車の洗車やドライブをすることです。自身の車を購入・売却の経験やメンテナンスの知識が誰かの役になれば良いな、と思いましてクルマバイバイの運営を開始しました。車のことで困ったことがあれば当サイトを参考にして頂けると嬉しいです。

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