新車と違って故障のリスクが高い中古車を購入するときは、保証面がどうなっているのか?気になりますよね。
国内最大級の中古車検索サイト・カーセンサーでは、手厚い独自の保証制度「カーセンサーアフター保証」の選択が可能です。
今回は、カーセンサーアフター保証に入るべきなのか?どのようなメリット・デメリットがあるのか?保証の注意点と共に徹底解説していきます!
カーセンサーアフター保証とは?
カーセンサーは中古車販売店ではないため、直営で保証サービスを提供している訳ではありません。
カーセンサーアフター保証は、故障保証関連事業を運営しているプレミアワランティサービス株式会社が、カーセンサーを介して提供している故障保証サービスです。
カーセンサーアフター保証の対象範囲は?
カーセンサーアフター保証の対象範囲は、350項目を誇る業界最多水準の保証範囲の広さが特徴です。
項目 | 対象パーツ | 保証対象 |
---|---|---|
エンジン機構 | ポンプ類やセンサー類などエンジン全般 | 97項目 |
動力伝達機構 | トランスミッションやブーツ類など動力系全般 | 47項目 |
ステアリング機構 | パワステなどのステアリング全般 | 19項目 |
乗員保護機構 | シートベルトやエアバッグなど安全装備全般 | 11項目 |
ブレーキ機構 | ブレーキ全般 | 18項目 |
エアコン機構 | エアコン全般 | 30項目 |
電装装備品 | パワーウィンドウやナビなど電装品全般 | 78項目 |
前後アクスル機構 | サスペンションなど足回り全般 | 23項目 |
ハイブリッド機構 | 駆動用モーターや駆動用バッテリーなど | 17項目 |
電装先進機構 | コントロールユニットや計測機など | 10項目 |
- 保証範囲一覧:https://www.carsensor.net/trust/hosyo_place/hosyo06.html
国産車でエンジン本体が壊れることは稀ですが、燃料ポンプやセンサー類などの消耗部品は、中古車では代表的な修理箇所と言ってよいでしょう。
特に中古車の故障で怖いのは、トランスミッションやエアコンなどの高額修理ですが、故障しなくても必ず交換すべき部品のタイミングベルトもカーセンサーアフター保証の対象になっています。
保証ではディーラーで修理できない消耗部品の交換でも、カーセンサーアフター保証なら保証範囲内で修理することができます。
ハイブリッド車の場合は、大容量の駆動用バッテリーも保証対象になっていますが、一般的なバッテリーは対象外なのでカーセンサーアフター保証は使えないので注意して下さい。
カーセンサーアフター保証が使える店舗の探し方は?
カーセンサーアフター保証は、カーセンサーに掲載している全ての中古車が保証対象ではありません。
また、カーセンサーアフター保証が使えない店舗もあるので、取り扱っている店舗を自分で探す必要があります。
カーセンサーアフター保証が使える店舗の探し方には、「中古車から探す方法」と「販売店から探す方法」の2種類があります。
ここでは、カーセンサーアフター保証が使える店舗の探し方について解説していきますね。
中古車一覧から探す方法
中古車一覧から、カーセンサーアフター保証が使える店舗を探せます。
- カーセンサー公式サイトを開く。
- トップページの「中古車を探す」をクリック。
- 「メーカー車名」をクリックして、希望の車を選ぶ。
- 「地域」を選択する。
- 画面の右にある「カーセンサーアフター保証対象車」にチェックを入れて検索する。
上記の手順で検索して頂くと、カーセンサーに登録されている約49万台の掲載車から、アフター保証対象車に絞って検索することができます。
販売店から探す方法
カーセンサーアフター保証が使える販売店は、以下の方法で探せます。
- カーセンサー公式サイトを開く。
- サイト上部の「中古車販売店」をクリック。
- 表示された地図から検索する地域にチェックを入れる。
- 「カーセンサーアフター保証車掲載あり」にチェックを入れて検索する。
上記の手順でカーセンサーアフター保証が使える販売店を探すことができます。
カーセンサーアフター保証の料金は?
カーセンサーアフター保証の料金は、「排気量」「経過年数」「走行距離」「保証期間」「国産車」「輸入車」によって、細かく分けられています。
車両タイプ | 経過年数 | 走行距離 | 保証期間 | 料金 |
---|---|---|---|---|
軽自動車 | 5年/7年/10年/13年 | ~130,000km | 半年/1年/2年/3年 | 12,650円 ~169,510円 |
(国産車) 2,000cc以下 | 15,180円 ~186,010円 | |||
(国産車) 2,001cc以上 | 20,240円 ~202,400円 | |||
(輸入車) 2,000cc以下 | ~70,000km | 54,450円 ~525,690円 | ||
(輸入車) 2,001cc以上 | 67,100円 ~571,230円 |
- ハイブリッド車や商用車などは、上記の料金に一律11,000円が追加されます。
国産車は走行距離・13万kmまで、輸入車は走行距離・7万kmまでの中古車に限り、カーセンサーアフター保証に加入することができます。
上記の表を見て分かる通り、初年度登録から13年経過した輸入車は、保証期間・3年に加入すると50万円以上の料金が掛かります。
このように、故障しやすい古い年式の中古車は、保証期間が長くなると料金が高くなります。
ただしフェラーリ・ハマー・アルピナ・光岡自動車などは、カーセンサーアフター保証対象外なので注意して下さい。
カーセンサーアフター保証の加入条件は?
カーセンサーアフター保証は、中古車購入後の不安な気持ちを安心に変えてくれる中古車専用の保証制度です。
ここでは、カーセンサーアフター保証の加入条件について解説していきます。
項目 | 国産車 | 輸入車 |
---|---|---|
経過年数 | 初度登録から13年未満 | |
走行距離 | 130,000㎞以下 | 70,000km以下 |
車両品質評価書(カーセンサー認定) | 必要 | |
法定点検記録簿 | 必要 | |
修復歴車 | ◎ |
カーセンサーアフター保証は、走行距離や経過年数に制限があるものの、通常の中古車販売店では保証対象外の修復歴車でも加入することができます。
カーセンサーアフター保証の加入の流れは?
カーセンサーアフター保証に加入するには、どうしたらいいのか?
ここでは、カーセンサーアフター保証の加入方法について解説していきます。
- カーセンサーアフター保証の取扱店舗に行く。
- カーセンサーアフター保証対象の中古車を購入する。
- 担当の営業マンへカーセンサーアフター保証の加入手続きの依頼をする。
- カーセンサーアフター保証の申込書に署名・捺印をする。
- カーセンサーアフター保証書は後日、事務局から自宅へ郵送される。
カーセンサーアフター保証に加入するには、第三者機関による厳しい検査をクリアした「車両品質評価車両」であることと、納車時に「法定点検記録簿」を終えた車両であることが必須条件です。
カーセンサーアフター保証修理の流れは?
万が一、購入した車が故障した場合でも、カーセンサーアフター保証対象範囲内であれば、無償で修理依頼ができます。
カーセンサーが提携している修理工場は、全国に3,000社以上あるので、どこで修理をしても問題ありません。
ここでは、カーセンサーアフター保証修理の流れについて解説していきます。
- 購入した車が故障したら、カーセンサー保証事務局に電話をする。
- カーセンサー保証事務局の指示に従って、提携工場に車を持ち込む。
- 修理見積もりを依頼する。
- カーセンサー保証事務局に連絡をして、修理見積もりの保証判定を待つ。
- 保証判定がでたら、提携工場に修理開始の依頼する。
保証判定前に修理を開始してしまうと、例え保証対象の修理であっても、カーセンサーアフター保証が使えないことがあります。
修理を開始する前には、必ずカーセンサー保証事務局で保証判定を行うよう注意して下さい。
必ずしも保証事務局が指定した工場に車を持ち込む必要はなく、提携工場であればどこで修理をしても構いません。
ただし、希望する工場がある場合には、カーセンサー保証事務局へ問い合わせをしてから愛車を入庫するのが良いでしょう。
カーセンサーアフター保証のメリットとデメリットは?
様々な魅力が詰まったカーセンサーアフター保証ですが、本当によいことばかりなのか?
ここでは、カーセンサーアフター保証のメリットやデメリットについて解説していきます。
デメリットも踏まえた上で、カーセンサーアフター保証への加入を検討して下さい。
メリット | デメリット |
---|---|
保証対象の修理部品が、業界最多水準の350項目設定されている。 保証期間によって料金が選択できる。 ハイブリッドの駆動用バッテリーやタイミングベルトなどの消耗部品も保証対象。 加入期間内は、保証の走行距離制限がない。 提携工場が全国に3,000社以上ある。 修復歴車でも加入できる。 | 保証期間が長い輸入車は、保証料金が特に高額になる。 販売店によって加入できない車種がある。 カーセンサーアフター保証を取り扱っていない販売店がある。 カーセンサーの保証事務局が保証判定するまでは修理ができない。 修理に必要な見積もり料金や車両の引き取り料金は自己負担。 |
上記のようにカーセンサーアフター保証は、故障時の手厚いサービスが最大の特徴ですが、多くのデメリットも存在しています。
ディーラーで修理ができない消耗品や電装系の無償修理でも、カーセンサーアフター保証なら無料で修理できるかもしれません。
一度加入さえしてしまえば、保証期間内であれば走行距離に制限はなく保証が受けられます。
これは、中古車を購入した人にとっては非常に嬉しい保証制度で、安心してカーライフを楽しむことができます。
逆に初年度登録から10年以上経過した過走行車を購入した人にとっては、高額な保証料金が課せられるため、加入する際には細心の注意が必要です。
また、欲しい中古車をカーセンサーで見つけた場合であっても、カーセンサーアフター保証の対象外かもしれません。
加入条件をクリアしていても、必ず加入できる訳ではないので、カーセンサーアフター保証の加入については、事前に販売店へ相談することをおすすめします。
カーセンサーアフター保証の評判や口コミは?
中古車を買う人にとって、最も心配なのが「購入後の故障」ですよね。
一般的な中古車販売店の保証と言えば、消耗部品や電装系部品の故障については、保証対象外のケースがほとんどです。
また、保証期限や走行距離制限が設けられているので、保証範囲が広い有料保証を勧めてくる中古車販売店も多くあります。
カーセンサーアフター保証も有料保証ですが、決して安い料金ではないので、どのような評判なのか?気になりますよね。
ここでは、カーセンサーアフター保証のSNS上の評判・口コミを調べてみました!
驚いたことに、カーセンサーアフター保証を悪く言う口コミがほとんどありませんでした。
口コミ投稿の多くは、カーセンサーアフター保証に満足している人ばかりで、これから中古車を買う人にもカーセンサーアフター保証を勧めています。
消耗部品や電装系が故障した場合は、中古車購入時に付帯してくる一般保証は使えないので、保証の範囲が広いカーセンサーアフター保証に魅力を感じている人が多いですね。
カーセンサーアフター保証は、評判が良い保証制度と言ってよいのではないでしょうか。
カーセンサーアフター保証に入った方が良い?
カーセンサーアフター保証に入るべきか?
それとも、カーセンサーアフター保証には入る必要がないのか?
ここでは、カーセンサーアフター保証に入った方が良いケースと、そうではないケースを解説していきますね。
加入した方が良いケース
カーセンサーアフター保証に入ったほうが良いのは、下記に当てはまる中古車です。
- 修理料金が高額になる輸入車
- 走行距離が多い中古車
- 年式が古い中古車
- 一般保証対象外の修復歴車
- 5年落ち以上のハイブリッド車
- ローンで購入した中古車
修理料金が高額になる輸入車
輸入車は、国産車と比べて部品や工賃が高く、ちょっとした故障であっても、万単位の修理料金が必要になります。
カーセンサーアフター保証に加入できる輸入車なら、年式や走行距離に関係なく入るべきです。
走行距離が多い中古車
中古車は、5万kmを越えた辺りから、故障のリスクが高まります。
通常の保証では10万kmを超えた中古車の場合、保証が使えないことがほとんどですが、カーセンサーアフター保証なら13万kmまで加入できます。
5万km超えの中古車を購入する場合は、カーセンサーアフター保証に入るべきでしょう。
年式が古い中古車
年式の古い旧車は、走行距離も多く、トラブルが頻繁に起こります。
また、走行距離が少ない旧車でも、多くの部品が経年による劣化が進んでいるので注意が必要です。
年式が古い旧車を購入する場合は、走行距離に関係なくカーセンサーアフター保証に入るべきです。
一般保証対象外の修復歴車
事故車を修理した修復歴車は、一般的な中古車販売店では保証対象外です。
例えば、大きな事故を起こした車を修理した場合、パッと見は綺麗であっても溶接個所が雑であったり、真っすぐ走らなかったりもするので、購入後のトラブルが後を絶ちません。
そのため、ノークレーム・ノーリターンで修復歴車を販売する業者がほとんどです。
カーセンサーアフター保証は、修復歴車も加入できるので、修復歴車を購入する人は絶対に入るべきです。
5年落ち以上のハイブリッド車
ハイブリッド車には、駆動用の大容量バッテリーを搭載しています。
大容量バッテリーは消耗品の上、非常に高額な部品の1つです。
スマートフォンのバッテリーと同じで、使用量や経年によってバッテリーの劣化が進みます。
ハイブリッド車の命とも言える駆動用バッテリーの交換も、カーセンサーアフター保証の対象になるので、ハイブリッドの中古車を購入する人は入るべきです。
ローンで購入した中古車
ローンで中古車を購入した人は、毎月の支払が大変ですよね。
もしも、大きな故障をした場合は、毎月のローンに加えて、更に修理料金が加算されます。
お金に余裕がないから車をローンで購入したはずですから、修理のために別途ローンを組むことになります
カーセンサーアフター保証が高いと言っても、車のローンに組み込んでしまえば、毎月の支払いもそこまで大きく感じません。
ローンで車を購入する場合には、カーセンサーアフター保証も一緒にカーローンへ組み込むことをおすすめします。
加入する必要がないケース
カーセンサーアフター保証に入らなくて良いのは、下記に当てはまるケースです。
- 高年式の国産中古車
- 現金一括で中古車
- 金銭的に加入する余裕がない人
高年式の国産中古車
高年式の中古車や新古車は、新車の保証継承が可能ですから、大きな故障をしても新車保証で補えます。
特に国産車の場合は、故障の心配がほとんどないので、料金が高いカーセンサーアフター保証に加入する必要はありません。
現金一括で中古車
現金一括で中古車を購入した人は、例え大きな修理料金が必要になっても、ローンで修理料金を支払うこともできます。
現金一括で中古車購入する人は、お金に少し余裕がある人が多いので、故障したときにはその都度修理しても良いでしょう。
もちろん、カーセンサーアフター保証に入るべきですが、修理料金が払える人は無理に加入する必要はありません。
金銭的に加入する余裕がない人
金銭的に余裕がない人は、そもそも料金が高いカーセンサーアフター保証に入ることができません。
もし、金銭的なことが理由で加入しない人は、輸入車の購入を避けることや、ランクを下げてでも高年式の国産車を購入するなど、故障するリスクを抑える工夫が必要です。
カーセンサーアフター保証に加入する際の注意点は?
カーセンサーアフター保証は、非常に素晴らしい保証制度ですが、加入する際にはいくつかの注意点があります。
ここでは、カーセンサーアフター保証に加入する際の注意点について解説していきます。
- 全ての中古車が加入できる訳ではない。
- 加入するには、「カーセンサー認定(車両品質評価書)」と「法定点検記録簿」が必須。
- 保証事務局から保証判定が出なければ修理できない。
- 修理以外の点検や見積もり料金は自己負担の場合がある。
- 純正部品よりもリビルト品を多用するため、修理に時間が掛かる。
ディーラーで修理ができない故障個所でも、カーセンサーアフター保証なら対象になるかもしれません。
ただし、カーセンサーアフター保証に加入するなら、「車両品質評価書」と「法定点検記録簿」が必要です。
尚、カーセンサーアフター保証は、修理時にリビルト品を使用することが多いため、純正部品に拘りのある人は注意して下さい。
上記の注意点を踏まえた上で、カーセンサーアフター保証の加入を検討すると良いでしょう。
まとめ
カーセンサーアフター保証は、使えない故障部品を探すのが大変なくらい、保証範囲が広いのが魅力です。
保証範囲内では、ディーラーで修理できない故障でも、保証範囲が広いカーセンサーアフター保証なら、故障をしても安心して修理依頼ができます。
特に故障が多い輸入車や修復歴車などは、故障のリスクが高いのでおすすめの保証制度です。
中古車を購入する際に有料保証に入るべきか悩んでいる人は、カーセンサーアフター保証がおすすめです。