電気自動車(EV)おすすめ国産車は?注目車種8選を徹底解説!

欧州の大手自動車メーカーを中心に、想像を超えるスピードで電動化が進んでいる自動車業界ですが、電気自動車に対して慎重だった日本の自動車メーカーも、2022年に入ってから本格的に動き出しています。

古参の自動車メーカーを刺激するかのように、異業種のソニーが電気自動車事業に参入することが決定しています。これを機に、日本国内でもEV化が急速に加速していく予感がします。

今回は、注目の国産電気自動車を徹底解説していきますので、電気自動車に興味がある方も、そうでない方にも、楽しめる記事内容になっています。

目次

日本の電気自動車普及は?

菅元首相が以前掲げた「2050年・カーボンニュートラルに向けた実行計画」では、100%ガソリンを使用する車を将来的に廃止する流れになっています。

それには、軽自動車も含まれていることから、大容量バッテリーが搭載できない軽自動車をメインにしているスズキやダイハツにとっては、企業存続の危機に直面することになります。

この度、三菱と日産が共同で軽電気自動車を開発・販売する中、軽自動車業界を長年牽引してきたスズキとダイハツのライバル同士が、一緒に協力して軽電気自動車の開発に取り組むことが発表されました。

日本では、電気自動車の普及が遅れているので、単独で開発を行い続けると巨額な投資金が回収できなくなり、最終的には破綻する可能性もあります。

そこで、各自動車メーカーが協力し合うことで、EV開発に掛かる設備費用や開発費用を分散すると言う訳です。国内の各自動車メーカーが掲げている電気自動車の将来的なビジョンを紹介します。

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メーカー説明
トヨタ2030年までに30車種の電気自動車を発売予定。
日産2030年までに15車種の電気自動車を発売予定。
ホンダ2040年までに全車種100%EV化が目標。
マツダ2025年までに3車種の電気自動車を発売予定。
スバル2050年までにCO2・90%削減が目標。
三菱軽自動車を含む小型車を中心にEV化を目指す。
スズキ2030年までに電気自動車量産体制が目標。
ダイハツ2025年までに低価格の軽電気自動車を投入予定。
ソニー電気自動車業界に参入。

大雑把な紹介になりましたが、トヨタが電気自動車の販売に本気を出さなければ、日本の電気自動車普及率が上がることはないでしょう。

ただ、世界の電気自動車に対する流れが想像よりも早いため、トヨタも追随する形で目標を掲げています。

国産自動車メーカーの多くは、2025年~2030年を目途に電気自動車の需要が高まるとしているため、バッテリー性能や充電速度の開発が急務とされています。

これは、携帯電話が普及し始めた頃と同じで、3年~5年後には電気自動車の性能も想像できないほど進化しているはずです。

トヨタで注目の電気自動車

トヨタ・bZ4Xは、ガソリン車のスポーティカー・86と同じで、スバルとの共同開発によって誕生した電気自動車です。

SUVで最も重要なオフロード技術に関しては、4WDシステムの技術力に長けているスバルが新AWDシステムの開発を行っています。

グローバル市場では、一般販売向けに販売される予定ですが、日本では「リース専用車両」として5月から販売されています。

bZ4Xの購入を希望する方は、サブスクリプションサービス「KINTO」にて、リース契約するほかありません。bZ4X の納期は、2022年6月の時点で2~3ヵ月待ちとなっております。

項目内容
車名トヨタ bZ4X Z
形状SUV
駆動方式2WD
全長/全幅/全高4,690mm/1,860mm/1,650mm
ホイールベース2,850mm
最低地上高180mm
車両重量1,920kg
乗車定員5名
燃料タイプ100%電気
最高出力150kw(203.9ps)
バッテリー種類リチウムイオン電池
バッテリーサイズ71.4kwh
充電時間12時間
航続可能距離559km
電力量消費率128Wh/km(WLTCモード)
車両本体価格(リース)77,990円/月
引用元:トヨタ bZ4X Z

ホンダで注目の電気自動車

ホンダで注目の電気自動車は、2020年の東京モーターショーで発表された「Honda e」です。Honda eの特徴は、5つの液晶画面が水平に横並びで設置されている世界初の「ワイドビジョンインストルメントパネル」です。

近未来的なデザインをしているので、車に乗り込んだ瞬間から、ワクワクが止まらない斬新なインテリアが魅力です。ボディサイズは、フィアット500よりも少し大きなサイズで、運転が苦手な方でも運転しやすいコンパクトカーです。

また、ホンダはソニーと共同開発して、新型電気自動車を2025年に発売予定としています。2024年にも、ホンダが軽自動車の電気自動車を投入する予定にもなっています。尚、Honda eの納期は、2022年6月時点で約2ヵ月待ちとなっております。

項目内容
車名Honda e
形状ハッチバック
駆動方式RR
全長/全幅/全高3,895mm/1,750mm/1,510mm
ホイールベース2,530mm
最低地上高145mm
車両重量1,510kg
乗車定員4名
燃料タイプ100%電気
最高出力100kw(136ps)
バッテリー種類リチウムイオン電池
バッテリーサイズ35.5kwh
充電時間7時間(急速充電約30分で80%充電可能)
航続可能距離283km
電力量消費率131Wh/km(WLTCモード)
車両本体価格4,510,000円
引用元:Honda e

日産で注目の電気自動車

日産の電気自動車と言えば、三菱と共同開発した軽電気自動車が、2022年6月に販売されますが、日産が単独で生産・販売している電気自動車「リーフ e+」を紹介しない訳にはいきません。

リーフは、普通車の量産型電気自動車として2010年から販売し続けており、モデルチェンジを行う度に、バッテリー性能やモーター性能の向上に努めています。

現在販売されているリーフ e+は、大容量の60kWhバッテリーを搭載して、最長約450kmの航続可能距離が可能で、最高出力・218psを発揮します。

また、先進運転支援システム・プロパイロットが搭載されているので、高速道路での長距離運転でも疲れにくく、快適にドライブを楽しむことができます。

すでに50万台以上の販売実績があるため、安心感ではリーフに勝る国産電気自動車はありません。

項目内容
車名日産 リーフ e+ X
形状ハッチバック
駆動方式2WD
全長/全幅/全高4,480mm/1,790mm/1,565mm
ホイールベース2,700mm
最低地上高135mm
車両重量1,670kg
乗車定員5名
燃料タイプ100%電気
最高出力160kw(218ps)
バッテリー種類リチウムイオン電池
バッテリーサイズ60kWh
充電時間12.5時間
航続可能距離450km
電力量消費率161Wh/km(WLTCモード)
車両本体価格4,225,100円
引用元:日産 リーフ e+ X

スバルで注目の電気自動車

スバル初の電気自動車「ソルテラ」は、トヨタと共同開発されたSUVの電気自動車で、トヨタ「bZ4X」とは兄弟車になります。

トヨタ・bZ4Xは完全な「リース専用車」のため、個人の方はリースでしか購入することができませんが、ソルテラは他のスバル車と同じ方法で購入できるので、リースを敬遠する方にはおすすめです。

4WD仕様は、前後1基ずつ高出力モーターが搭載されているので、最高出力・218psを体感することができます。

項目内容
車名スバル ソルテラ X
形状SUV
駆動方式AWD
全長/全幅/全高4,690mm/1,860mm/1,650mm
ホイールベース2,850mm
最低地上高210mm
車両重量2,000kg
乗車定員5名
燃料タイプ100%電気
最高出力160kw(218ps)
バッテリー種類リチウムイオン電池
バッテリーサイズ71.4kWh
充電時間急速充電約30分で80%充電可能
航続可能距離542km
電力量消費率133Wh/km(WLTCモード)
車両本体価格6,380,000円
引用元:スバル ソルテラ X

マツダで注目の電気自動車

マツダ初の電気自動車「MX-30 EV MODEL」は、2020年から販売されているマイルドハイブリッド車「MX-30」をベースにしています。

プラットフォームなど、全体的なデザインはMX-30と共通ですが、MX-30 EV MODELは後部ピラーを寝かせたデザインのため、SUVでもスポーツ志向の強いクーペタイプになっています。

また、後部ドアの形状は他メーカーに存在しない「観音開き」になっており、後席の乗り降りがしやすい作りになっています。

最近の電気自動車は、大容量バッテリーや航続可能距離を競っていますが、MX-30 EV MODELの設計を統括している竹内都美子が、女性ならではの目線で考えた結果、バッテリー容量や航続可能距離を最低限まで抑えて、買い物や通勤などに使いやすい仕様にしています。

マツダでは、2025年までに3車種の電気自動車を発売するほか、2050年までにカーボンニュートラルを実現する方向で開発が進んでいます。

項目内容
車名マツダ MX-30 EV MODEL
形状SUV
駆動方式2WD
全長/全幅/全高4,395mm/1,795mm/1,565mm
ホイールベース2,655mm
最低地上高130mm
車両重量1,650kg
乗車定員5名
燃料タイプ100%電気
最高出力107kw(145ps)
バッテリー種類リチウムイオン電池
バッテリーサイズ35.5kWh
充電時間急速充電約40分で80%充電可能
航続可能距離256km
電力量消費率145Wh/km(WLTCモード)
車両本体価格4,510,000円
引用元:マツダ MX-30 EV MODEL

三菱で注目の電気自動車

三菱の電気自動車で注目するのは、2022年夏の発売予定だった「eKクロスEV」です。

eKクロスEVは、日産との共同開発によって誕生した軽電気自動車ですが、2022年6月16日に発売が決定したことが、公式サイトで確認できます。

兄弟車である日産「サクラ」とほぼ同じデザインで、軽自動車でありながら乗用車並みのパワーを搭載しています。

クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(55万円)を適用することで、ガソリン車並みの価格(約185万円)で購入することができます。

軽自動車の電気自動車は、eKクロスEVとサクラしかないため、しばらくの間は軽電気自動車市場を独占する形になります。

項目内容
車名三菱 eK X EV G
形状軽自動車
駆動方式2WD
全長/全幅/全高3,395mm/1,475mm/1,655mm
ホイールベース2,495mm
最低地上高145mm
車両重量1,060kg
乗車定員4名
燃料タイプ100%電気
最高出力47kw
バッテリー種類リチウムイオン電池
バッテリーサイズ20kWh
充電時間8時間(急速充電約40分で80%充電可能)
航続可能距離180km
電力量消費率124Wh/km(WLTCモード)
車両本体価格2,398,000円
引用元:三菱 eK X EV G

レクサスで注目の電気自動車

レクサス UX300eは、トヨタの高級車ブランド・レクサス初の電気自動車で、中・大型車高級車をメインに取り扱っているレクサスでは、珍しいコンパクトサイズのSUVです。

トヨタ自体が電気自動車に慎重な動きをとっているので、レクサス UX300eを市場に投入したのは、テスト的な意味合いで発売した雰囲気があります。

その理由としては、バッテリーの容量や航続可能距離が他メーカーと比べて貧弱で、レクサスとしては少し物足りなさを感じてしまいます。

ただ、数値だけを見ると物足りなく感じますが、このサイズのSUVであれば、申し分のない諸元内容です。レクサスブランドが好きな方には、おすすめのSUV電気自動車です。

項目内容
車名レクサス UX300e version C
形状SUV
駆動方式FF
全長/全幅/全高4,495mm/1,840mm/1,540mm
ホイールベース2,640mm
最低地上高140mm
車両重量1,800kg
乗車定員5名
燃料タイプ100%電気
最高出力150kw(203ps)
バッテリー種類リチウムイオン電池
バッテリーサイズ54.4kWh
充電時間約7.5時間
航続可能距離367km
電力量消費率140Wh/km(WLTCモード)
車両本体価格5,800,000円
引用元:レクサス UX300e version C

ソニーで注目の電気自動車

ソニー VISION-S 02は、世界的にも知名度が高い総合電機メーカー「ソニー」が開発している電気自動車です。

本格的にソニーが、電気自動車事業に参入することが発表され、2022年4月にはEV関連の事業会社として「ソニーモビリティ株式会社」を設立しています。

すでに「VISION-S 01」と「VISION-S 02」の試作車は出来上がっており、東京都内で展示まで行っています。

特に注目しているのは、SUVタイプのVISION-S 02で、既存の自動車メーカーが販売している電気自動車との差別化を図るため、ソニーが得意としている最先端のセンサー技術や、通信技術を余すことなく盛り込んでいます。

5Gで遠隔操作する運転支援機能や、高感度のCMOSセンサーで360度立体的に空間を3Dで把握することができる「LiDAR」なども採用されています。

これまでの車では見たことのない装備や機能に加えて、運転支援機能や自動運転技術の検証も欧州で開始しているので、実用化に向けて着々と開発が進んでいます。

2022年6月の時点では、VISION-S 02の詳細や発売日は不明ですが、遅くとも2025年までには発売される見込みです。

また、ソニーとホンダがEVに特化した合弁会社を作ることも決定しているので、2025年までには新たな電気自動車が発売されるかもしれません。

項目内容
車名ソニー VISION-S 02
形状SUV
駆動方式4WD
全長/全幅/全高4,895mm/1,930mm/1,650mm
ホイールベース3,030mm
最低地上高157mm
車両重量2,480kg
乗車定員4名(7名)
燃料タイプ100%電気
バッテリー種類リチウムイオン電池
最高出力200kw×2(前輪/後輪)
引用元:ソニー VISION-S 02

まとめ

注目の国産電気自動車について徹底解説してきましたが、海外の自動車メーカーと比べて、日本は電気自動車に対する動きが、慎重になり過ぎている感じではあります。

ただ、日本の全自動車メーカーも確実に「脱ガソリン車」に向けて動いているので、少なくとも2025年~2030年までには、ガソリン車の生産が激減しているはずです。

1つ気になるのは、電気自動車に全て転換した場合、バッテリー生産時に排出されるCO2の量が、現在よりも増えるのではないか?と言う意見もあります。

日本の自動車メーカーは、電気自動車に対して慎重な姿勢を取り続けているのは、海外の情勢を注視しているとも考えられます。

ソニーの参戦によって、これからの日本も電気自動車の需要が一気に高まるはずです。

今回は、発売前や開発中の電気自動車も紹介させて頂きましたが、技術力や安心感ではメイド・イン・ジャパンが世界一ですから、国産車の電気自動車には引き続き注目です。

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この記事を書いた人

アラサーの会社員で車やバイクが大好きです。趣味は愛車の洗車やドライブをすることです。自身の車を購入・売却の経験やメンテナンスの知識が誰かの役になれば良いな、と思いましてクルマバイバイの運営を開始しました。車のことで困ったことがあれば当サイトを参考にして頂けると嬉しいです。

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