気軽に利用することができることから、車の新しい所有の仕方としてカーリースの注目度が高まってきています。カーリースの中でも、特に最安でリースできる「中古カーリース」に人気が集まってきています。
カーリースを利用するなら中古と新車のどっちがいいのか?今回は、おすすめの中古カーリース業者3社を比較するとともに、中古カーリースについて紹介していきます。
新車と中古どっちを利用すればいいのか?迷っている方にとっては、必読記事になっています。
中古カーリースとは?
中古カーリースとは、中古車を中心に取り扱っているカーリース業者から、一定の期間で希望する中古車を定額料金で借りるサービスのことです。
リース期間は1年から5年ほどが最も多く、契約期間満了後は車をカーリース業者に返却もしくはそのまま貰うのが一般的な流れになっています。
また、契約満了時の残価設定を契約時に予め算出するため、中古車を購入するときよりも最安で車を所有することができます。
中古カーリースのメリット・デメリット
中古カーリースのメリットやデメリットを紹介します。
デメリットについて
- 好きな車種があっても、希望するオプションパーツやグレードが伴わない場合が多くあります。 また、中古車がベースのため、小さな凹みや小傷がある車両もあるので、神経質な方には向いていない。
- 中古外車を提供している中古カーリース業者があります。 新車と比べてコンディションが劣る中古車ですが、中古外車を長期契約すると故障に対する不安が年々増していきます。 また、国産車の中古車であっても、残価が著しく低下する5年以上の長期契約は避けることをおすすめします。 もし、長期契約を望む場合は、保証面や中途解約の条件など、契約前に確認することが大切。
- 基本的に中古カーリースでは、中途解約ができない場合がほとんどです。 契約期間中に車の調子が悪くなったときでも、中途解約を行う場合は高い解約金が課せられることがあります。 また、契約期間中に他の車に乗り換えたい場合でも、中途解約ができないため、ストレスを抱えることになる。
メリットについて
- 中古カーリースは、残価設定後の安い車両料金の他に、税金類や車検費用などの大きな維持費もリース料金に含まれているので、経済的な負担を最大限まで抑えて車を所有することがでる。
- 中古カーリースは、短期契約が多いため、契約満了後に他の車で再びリース契約をすることができます。 そのため、1年置きに違う車に乗ることもできる。
- 通常の方法で車を購入した場合は、現状渡しや未整備納車以外は納車までに1ヵ月以上かかる場合がほとんどです。 中古カーリースは、リース車両がすでに用意されているため、早ければ1週間~2週間程度で乗ることも可能。
- 中古カーリースは、長期契約がメインの新車カーリースと違って、最短1ヵ月から契約できる業者もあります。 車が常時必要でない場合は、中古カーリースを短期契約することで、経済的な負担を抑えることができる。
中古カーリースの最大のメリットは、月々の支払いが最安の定額料金のため、毎月の支払い計画が立てやすいことです。
また、定期的に好きな車に乗ることができるのもメリットと言えます。新車と比べて品質が劣るデメリットはありますが、中古カーリースはメリットの方が多いのでおすすめです。
中古カーリースが向いている方は?
以下に当てはまる方は、中古カーリースに向いています。
- 頭金が用意できない方
- 希望の中古車を最安の料金で乗りたい方
- 旧型の車に乗りたい方
- 毎月の支払い計画を安定させたい方
- 新車に対する拘りがない方
- 早急に車が必要な方
- 自動車税や車検費用などの維持費も全て任せたい方
- 色々な車種に乗りたい方
中古カーリースは、頭金が用意できない方でも、運転免許さえあれば誰でも車を所有することができます。
また、毎月の支払いも最安で抑えることができる上、自動車税や車検費用もリース料金に含まれているため、経済的にも安心して車に乗ることができます。
中古カーリースは、新車に拘りがない方や、早急に車が必要な方にも向いているサービスです。
中古カーリース業者の選び方
中古カーリース業者の選び方としては、「車種の種類」「サービス内容」「リース料金」の3つがポイントになります。
新車カーリースと違って、中古カーリースは店舗によって全く異なる車種を取り扱っているので、希望の車種を見つけるだけでも大変な作業です。ここでは、中古カーリース業者の選び方について説明していきます。
車種の種類
中古カーリースでは、新車と違って装備やグレードを自由に選べないため、希望の車を見つけることが大変です。車種の種類が豊富にある中古カーリース業者であれば、希望に近い車種と出会える確率が上がります。
車種を妥協したくない方は、取り扱っている車種のラインナップが豊富な中古カーリース業者を選ぶようにして下さい。
サービス内容
中古カーリース業者では、それぞれ独自のサービスを提供しています。車本体のリースだけではなく、契約期間内における自動車税や車検費用などもリース料金に含まれているサービスを提供している業者もあります。
また、中古カーリースでは、契約満了後に車を返却するのが一般的ですが、そのまま車が貰えるサービスを提供している業者もあります。
たくさん存在している中古カーリース業者の中から、自分にとって徳となるサービスを提供している業者を選ぶようにして下さい。
リース料金
中古カーリースの最大の魅力は、「リース料金が安い」と言うことです。リース料金を安く設定している中古カーリース業者はたくさんありますが、その中でも特に最安を謳っている業者を探すことが重要になります。
中古カーリース業者のリース料金を比較することで、最安の業者を見つけることができます。ただし、リース料金が最安でも、サービス面が大きく劣る業者もあるので、サービス内容とリース料金のバランスを考えることが大切です。
中古カーリースと新車リースどっちがいい?
カーリースの利用を考えたとき、中古カーリースと新車カーリースのどっちがいいのか?それぞれ良いところがあるので、自分の目的や希望にあった車種を選ぶようにして下さい。ここでは、中古カーリースと新車カーリースについて説明していきます。
項目 | 新車カーリース | 中古カーリース |
---|---|---|
リース料金 | ベース車両の価格が高いため、リース料金が高い。 | ベース車両が中古車のため、リース料金が新車と比較して安い。 |
車種の選択 | 最新の新車で、希望するボディーカラーや装備なども自由に選ぶことができる。 | 既に準備された中古車から選ぶことになるため、車種を選択するにはある程度の妥協が必要。 |
サービス | 新車購入時と同じで、メーカーの長期保証が付いている。 | 保証が有料であったり、短期契約が中心のため、長期契約ができない業者がほとんど。 |
納車までの時間 | 新車購入と同じなので、契約締結してから2ヵ月前後は掛かる。車種によっては半年以上掛かる場合もある。 | 新車カーリースの場合は、受注を受けてから生産を行うため、納車に時間が掛かってしまいます。逆に中古カーリースは、完成している中古車をリースに利用するため、早ければ1週間ほどで納車することが可能。 |
中古カーリースと新車リースともに、どっちも魅力のあるサービスですが、安心感を得たい方や長期契約を望む方には、新車カーリースが向いています。
現在、販売されていない車に乗りたい方や、毎月のリース料金を最安に抑えたい方は、中古カーリースの利用をおすすめします。どっちもいい面があるので、自分の希望や目的に応じた利用方法を選んで下さい。
おすすめの中古カーリース業者の料金比較
中古カーリースの最大の魅力は、「リース料金の安さ」ですが、各社それぞれ料金体系が異なります。リース車両として人気の高い「中古セレナ」を例に挙げて、おすすめの中古カーリース業者3社のリース料金などを比較していきます。
項目 | カルモくん | ノレル | オリックスカーリース |
---|---|---|---|
掲載台数 | 約3,200台 | 9,000台以上 | 約300台 |
取扱車種 | 国産車 | 国産車/外車 | 国産車 |
リース料金 | 57,100円 (3年リース) | 38,280円 (2年リース) | 51,370円 (4年リース) |
初期費用 | なし | なし | なし |
納車期間 | 最短4日~1ヵ月程度 | 1ヵ月程度 | 1ヵ月程度 |
契約年数 | 3年~8年 | 1年または2年 | 掲載車両によって異なる |
保証 | 1年 | ガリバーに準ずる | 1年 |
走行距離制限 | 制限なし | 1,000km/月 | 1,500km/月 |
契約満了後 | 返却/貰える | 返却 | 返却/貰える |
カルモくんは、掲載台数が多く、希望の車種を見つけやすい魅力に加えて、契約から納車までの期間が業界最速の4日ですから、早急に車が欲しい方に向いています。また、中古カーリースでは珍しく「走行距離無制限」のため、走行距離を気にせずカーライフを楽しむことができます。ただし、リース期間が3年からしか契約できないことや、サービスが充実していることからリース料金は高めに設定されています。
ノレルは、ガリバーで取り扱っている9,000台以上もの中古車の中から、希望の車を借りることができるカーリース業者です。中古カーリースで外車を取り扱っているのは希少で、外車に乗ってみたい方にはおすすめです。ただし、リース期間は1年もしくは2年の選択肢しかないため、長期契約を望む方には向いていません。
オリックスカーリースでは、中古カーリースとして「ワンプライス中古車リース」が用意されています。リース期間については、掲載車両によって個別に決められていますが、ほとんどの車両が「4年または7年」で設定されています。掲載車両が300台ほどなので、希望の車種と出会える確率は低いかもしれません。
今回は中古セレナを例に挙げて料金などの比較をしてみましたが、セレナのような人気車種はすぐに契約されてしまうので、希望の車種を見つけた場合は早急に契約するようにして下さい。
走行距離を気にせず車に乗りたい方は「カルモくん」、外車に乗りたい方や短期契約なら「ノレル」、長期契約なら「オリックスカーリース」がおすすめです。
まとめ
カーリースは新車と中古のどっちがいい?の結論ですが、毎月のリース料金に拘るなら「中古カーリース」がおすすめです。
当然のことですが、最新車種に拘る方は、新車カーリースを利用するしかありませんが、中古カーリースでは、販売終了した過去の名車に乗ることができます。
早く車に乗りたい!リース料金は最安に拘りたい!このような方にも、中古カーリースが向いています。今回は、契約期間やリース料金などが異なる中古カーリース業者を3社紹介しましたが、何を重視するかによって業者を選ぶようにして下さい。