長い間、スバルの旗艦車種として絶大な人気を誇っていたレガシィワゴン。レガシィワゴンが2014年に販売終了してから、今年(2023年)で10年近くが経ちます。
現在はレガシィワゴンの後継をレヴォーグが担っていますが、近年のSUV人気に押される形で、ステーションワゴンが消えつつあります。
今回は、国産ステーションワゴンの代表格・レヴォーグの「値引き限界額」と「値引き相場」を徹底解説していきます。記事の最後に「値下げ交渉術」も紹介しますので、交渉が苦手と言う人は必ず最後まで読んで下さいね!
スバル・レヴォーグのスペック情報や魅力
スバルの最新技術が詰め込まれたスポーツツアラー「レヴォーグ」の、スペックや魅力について解説していきます。
レヴォーグのスペック情報
レヴォーグには、スバル伝統の「水平対向エンジン」が採用されています。ここでは、レヴォーグのスペックやグレードについて解説していきます。
項目 | CB18 | FA24 |
---|---|---|
グレード | STI Sport EX STI Sport GT-H EX GT-H GT EX GT | STI Sport R EX STI Sport R |
全長 | 4,755mm | 4,755mm |
全幅 | 1,795mm | 1,795mm |
全高 | 1,500mm | 1,500mm |
室内長さ | 1,900mm | 1,900mm |
室内幅 | 1,515mm | 1,515mm |
室内高さ | 1,205mm | 1,205mm |
ホイールベース | 2,670mm | 2,670mm |
最低地上高 | 145mm | 140mm |
車両重量 | 1,550kg~1,580kg | 1,630kg |
乗車定員 | 5名 | 5名 |
燃料消費率(WLTCモード) | 16.5km/L~16.6km/L | 13.1km/L |
駆動方式 | AWD | AWD |
排気量 | 1,800cc | 2,400cc |
エンジン | 水平対向4気筒DOHC16VデュアルAVCS直噴ターボ”DIT” | 水平対向4気筒DOHC16VデュアルAVCS直噴ターボ”DIT” |
燃料システム | ガソリン | ガソリン |
最高出力 | 177ps | 275ps |
最大トルク | 30.6kgf・m | 38.2kgf・m |
- レヴォーグ(諸元表):https://www.subaru.jp/levorg/levorg/spec/spec
レヴォーグには、標準タイプの「CB18」と、STIチューンが施された「FA24」の2型が用意されています。CB18には、1,800cc水平対向直噴ターボエンジンが搭載され、最高出力・177psを発揮します。
グレードは、
- スタンダードなエントリーモデル「GT」。
- スバル最先端テクノロジー・アイサイトXを搭載した「GT EX」。
- 18インチアルミホイールを装備したスポーツモデル「GT-H」。
- GT-HにアイサイトXを搭載した「GT-H EX」。
- 電子制御の足回りやSTIエアロを身に纏った「STI Sport」。
- STI SportにアイサイトXを搭載した「STI Sport EX」
の6種類が、標準タイプとしてラインナップされてます。
レヴォーグのハイパフォーマンスモデルとして、2,400cc水平対向直噴ターボエンジンを搭載した「FA24」は、最高出力・275psを発揮する究極のステーションワゴンです。
グレードは、
- 専用本革スポーツシートやSTIチューンが施された「STI Sport R」
- アイサイトXを搭載した「STI Sport R EX」
の2グレードのみ。
通常のアイサイトから格段に進化した新世代安全運転支援システム「アイサイトX」が欲しい人は、デザインと装備が充実している「GT-H EX」がおすすめ。
少しでも金額を抑えたい人には、最兼価モデルのGTにアイサイトXを搭載した「GT EX」が最適です。
尚、2,400cc水平対向直噴ターボエンジンを搭載した「FA24」は、走りを追求する人にはおすすめですが、そこまで求めていない人にとっては、経済的な面が大きなデメリットになります。
レヴォーグの魅力
レヴォーグは、「デザイン」「エンジン」「先進安全技術」において、クラストップレベルの魅力が秘められています。ここでは、レヴォーグの魅力について解説していきます。
新デザインコンセプト
スバルは企業を挙げて、車を人生のパートナーとして、デザインフィロソフィー「Dynamic×Solid」を掲げ、車両の基本デザインにしてます。
レヴォーグには、スバル車としては初めて「Dynamic×Solid」をベースにした新たなデザインコンセプト「BOLDER」を採用しています。
BOLDERのコンセプトは、「ハイパフォーマンスを予感させるデザイン」「何処かに行きたくなるデザイン」「何かをしてみたくなるデザイン」「非日常的な体験へと導くデザイン」など、レヴォーグを造形で表現することです。
フロントからリヤにかけて張り出したラインは、まさに新デザインコンセプト「BOLDER」を表現したレヴォーグのデザインです。
ハイパフォーマンスエンジン
レヴォーグには、2種類のスバルが世界に誇る水平対向エンジン(SUBARU BOXER)を採用しています。1,800ccのエンジンは、扱いやすさを重視した作りで、低回転からスムーズな加速を愉しむことができます。
燃費が悪いと言われる水平対向エンジンとしては、レヴォーグに採用されているエンジンは高燃費性能(16.6km/L)で、レギュラーガソリンを使用するため、経済的にも優れています。
また、STI Sport Rに搭載しているエンジンは、スバルが世界に誇る新開発BOXERエンジンで、異次元の走りが体感できます。
新世代「アイサイトX」
レヴォーグに搭載されているアイサイトは、スバル最高峰の安全運転支援システムで、全グレードに標準装備されてます。
更に、「EX」が付くグレードには、準天頂衛星システム「みちびき」と高精度GPSによって、正確な位置情報を得て運転支援を行う新世代「アイサイトX」を搭載。
アイサイトXを搭載している車両には、「12.3in液晶メーター」と、縦型の「11.6inセンターインフォメーションディスプレイ」が標準装備されています。
11.6inセンターインフォメーションディスプレイは、縦型でスマートフォン感覚で使用できるのも魅力の1つです。
レヴォーグのリセールバリュー
レヴォーグは、中古車でも人気がある?それを確かめる手段として、リセールバリュー(中古車相場÷新車価格)があります。ここでは、レヴォーグのリセールバリューを紹介します。
項目 | 新車価格 | 中古車相場 | リセールバリュー |
---|---|---|---|
レヴォーグ | 2,660,000円~4,829,000円 | 758,000円~5,480,000円 | 28%~114% |
- レヴォーグ価格相場:https://www.goo-net.com/catalog/SUBARU/LEVORG/market/
レヴォーグの中古車は、FA24型(2,400cc直噴ターボ)に限り、新車よりも高値で取引きされています。
しかし、通常のアイサイトを搭載しているモデルや旧型は、比較的安く取り引きが行われており、TOTAL的にはリセールバリューはそれほど高くありません。
レヴォーグを購入するなら新車と中古車どちらが良い?
レヴォーグの新車価格は、1,800cc(CB18型)が「1.8L 3,102,000円~4,147,000円」、2,400cc(FA24型)が「4,444,000円~4,829,000円」で販売されています。
新型レヴォーグの魅力は、新世代「アイサイトX」が搭載されていることですが、通常のアイサイトで良ければ安価な中古車でも十分です。
しかし、アイサイトXを搭載している中古車は価格が高く、中古車としてのメリットが少ないように感じます。
アイサイトXが欲しい人は、新車購入をおすすめしますが、安く現行型(2代目レヴォーグ)に乗りたい人は、2020年式モデルの中古車がおすすめです。
レヴォーグの値引き限界額と値下げ交渉術
レヴォーグに限らず、スバルは国産メーカーの中でも、特に値引きが渋いと言われています。ここでは、レヴォーグの値引き限界額と、値下げ交渉術について解説していきます。
レヴォーグの値引き限界額
レヴォーグの一般的な値引き相場と、値引きの限界額について、Twitterの口コミ投稿を調べてみました。
Twitterの口コミでは、レヴォーグの値引きは「渋い」との声が多く寄せられています。「値引きなし!」との声も聞かれるなど、スバルの値引きの渋さは筋金入りのようです。
また、「近畿スバルは値引き不可の協定が結ばれている」や「岡山では値引きを行う」など、地域によって値引きの対応が違うとの意見もあります。
口コミ投稿を見る限りは「0円~15万円」が、一般的な値引き相場で車両単体の値引き限界額は、「20万円~30万円」ではないでしょうか。
尚、「50万円の値引きをしてくれた」との口コミもありましたが、あまりにも極端な数字のため、下取り金額やオプションパーツの値引きが含まれているように思えます。
レヴォーグの値下げ交渉術
先ほどの口コミ投稿を見て頂くと分かる通り、レヴォーグで値引き限界額を引き出すのは至難の業です。レヴォーグを安く購入したい人は、値下げ交渉に工夫が必要になります。
ここでは、レヴォーグの値下げ交渉術を少しご紹介させて頂きます。
スバル取扱店同士で相見積もりを行う!
ステーションワゴンのレヴォーグには、マツダ6ワゴンくらいしか強力なライバル車が見当たらず、相見積もりを行っても効果が見込めません。
どちらも根強いファンを抱えているメーカーですから、スバル販売店同士で競わせ方が有効的。
スバル販売店には、直接メーカーから車を仕入れる「正規ディーラー店」と、メーカーとは直接取引を介さない「サブディーラー(協力店)」の2種類があります。
スバル販売店同士で競わせる場合は、正規ディーラー店とサブディーラーで競わせることがポイントです。
販売店同士で競わせる場合、「地域名+スバル」が正規ディーラー、「スバルショップ」がサブディーラーと覚えておくと良いでしょう。
例えば、正規ディーラー「千葉スバル市川店」と、協力店の「スバルショップ市川店」で、それぞれ見積もりを取得して競わせれば良い訳です。
愛車はスバルで売らない!
スバルは値引きが渋いため、相見積もりが失敗に終わるかもしれません。その場合は、下取り査定で勝負することもお忘れなく。
特に正規ディーラーでレヴォーグを購入する場合は、スバル車以外の下取り査定は買い叩かれる恐れがあります。
下取り査定を安く見積もり、市場相場との差額を車両値引きとして処理する可能性があるため、必ずディーラー以外でも買取査定を行って下さい。
納期遅延を値引き材料に!
世界中の自動車メーカーが半導体やコロナ感染症などの影響によって、部品調達の遅延とともに車の製造が大幅に遅れています。
スバルも同様で、レヴォーグの納期は工場出荷目途が「2ヵ月~3ヵ月」要しています。
工場出荷目途が2ヵ月~3ヵ月ですから、そこから「全国の販売店へ輸送→登録手続き→点検・納車準備」を経て納車ですから、実際には4ヵ月~5ヵ月は納車までに掛かることになります。
いつ納車されるか分からない状態の車を契約する訳ですから、多少なりとも販売店側にもリスクを負って頂くよう、値下げ交渉の材料にするべきです。
いきなり新車購入はリスク!気になる車があったらまずは試乗がおすすめ!
あの車が気になるから購入したいな・・・。
試乗をせずにいきなり購入するのは後から後悔するかもしれないのでNG!
多くの人はインターネットなどの情報をもとにある程度欲しい車種は絞り込んでいますよね。
ただ新車・中古に限らず1度も乗ったことがない車をいきなり購入するのは実はかなり危険です。
- 自身の運転スキルに見合わない車で運転がしにくかった
- 家族構成、ライフスタイルにマッチしてなかった
- インターネット上の情報と異なっていた
車は一生に数回あるかの大きな買い物と言われてます。
その大きな買い物をする際に、インターネット上の情報を鵜呑みにして、実際に試乗をしないと購入後に後悔してしまう可能性が大きいです。
そんなときは、購入前に試乗をしてみることで、後悔するリスクを無くすことができるでしょう。
無料で気になる車種に試乗ができる「楽天Car試乗」がおすすめ!
でもどうやって気になる車に試乗すればいいの・・・?
楽天Car試乗を使えば簡単に最寄りの販売店に試乗予約をすることができますよ!
この「楽天Car試乗」は楽天グループ株式会社が運営しています。
希望のメーカーの車種をスマホからカンタンに試乗予約をおこなうことができるサービスです。
また試乗をするときの費用は一切かからないので、まずは気軽に試乗ができるので安心です!
楽天Car試乗の公式サイトより希望のメーカー・車種を選択して、必要事項を入力します。
最寄りの販売店から確認の連絡(電話orメール)があるので、試乗の日時を予約します。
予約した販売店に行き、予約した車種の試乗をおこないます。
試乗後に販売店にて試乗後の感想のヒアリングや商談が行われるかもしれませんが、実際に乗ってみて気に入ったらそのまま購入の手続きをしても問題ありません!
各メーカーの対象地域はこちら
メーカー | 地域 |
---|---|
トヨタ | 北海道 / 岩手 / 茨城 / 栃木 / 群馬 / 山梨 / 京都 / 大阪 / 和歌山 / 鳥取 / 島根 / 山口 / 愛媛 / 福岡 / 長崎 / 熊本 / 鹿児島 |
日産 | 埼玉 / 千葉 / 新潟 / 長野 / 静岡 / 愛知 / 岡山 / 徳島 / 愛媛 |
ホンダ | 宮城 / 秋田 / 福島 / 茨城 / 栃木 / 群馬 / 埼玉 / 千葉 / 東京 / 神奈川 / 新潟 / 岐阜 / 静岡 / 愛知 / 三重 / 大阪 / 和歌山 / 広島 /山口 / 福岡 / 大分 |
マツダ | 千葉 |
ダイハツ | 埼玉 / 新潟 |
メルセデス・ベンツ | 静岡 |
BMW | 東京 / 神奈川 / 静岡 / 大阪 |
MINI | 東京 / 神奈川 |
ボルボ | 千葉 / 神奈川 |
上記の表にあるメーカーはそれぞれ記載の地域で試乗予約をおこなうことができます。
良質な値引き中古車を探す方法は?
良質な値引き中古車を探す方法はある…?
もちろんです。ここでは良質な値引き中古車を見つけるために便利なサービスを紹介していきます!
【結論】ズバット車販売を利用するのがおすすめ!
良質な値引き中古車(掘出し物)を見つけるには、結論からお伝えすると「ズバット車販売」という中古車提案サービスを利用するのがおすすめです。
ズバット車販売というサービスはどういった内容なの?
ズバット車販売のサービスは株式会社Bangが運営するサービスです。サービスの内容は中古車大手ネクステージと提携しており、あなたの希望条件にマッチした良質な中古車を無料で紹介してくれます。
使い方は非常にシンプルで、公式サイトから無料登録をして、あとは希望にあった車の紹介を待っているだけでOKです。
忙しい方でもたった無料登録をするだけで希望にあった中古車を見つけることができるのでネット上の膨大な情報から希望にあった車を探す手間が省けます。
さらにズバット車販売をおすすめする最大の理由は、「ネットには出回らない非公開車両を紹介してくれる」からです。
実際に私たちがインターネット上で探すことができる中古車は、中古車市場全体の「ごく一部」と言われています。
ほとんどがネット上には流通しない非公開車両であるため、「ズバット車販売」を利用することで、あなたが本当に求めていた条件の1台が見つかりやすくなります。
さらにズバット車販売では事故歴や修復歴のある車の紹介はないので、車にあまり詳しくない方でも安心して利用することができます。
中古車探しを検討している方は、登録も利用も無料なので、ズバット車販売を試してみるのがおすすめです!
- 中古車販売大手のネクステージと業務提携をしている
- 中古車市場に出回るまえの貴重な車両を紹介してもらえる
- 高年式車や新古車の在庫が豊富!全国3万台の在庫(*1)
- 国産車最長10年保証(*2)
- 事故車や修復歴車の紹介はないので安心
- 1新古車とは、届出済未使用車・登録済未使用車のこと。新車よりも安く、中古車よりも状態が良いのが特徴です。
- 2ご加入の条件・料金は車種・年式・走行距離によって異なります。
ズバット車販売に関するよくある質問
- なんで無料で利用ができるの?
-
提携業者からの広告費でズバット車販売が運営されているためサービス利用料は無料です。
- 車に詳しくなくても安心して利用できる?
-
ズバット車販売では車探しのプロが丁寧にあなたの希望条件にあった高品質な中古車を責任もって探してくれます。またどんなに些細な悩みでも気軽に相談することも可能です。面倒な押し売りなどはないので安心して利用することができます。
- 車選びのときに、試乗できますか?
-
基本的には試乗はできませんが店舗によっては店舗敷地内での試乗ができるケースが一部ありますので詳しくはスタッフに問い合わせください。
中古車値引きの3原則
ズバット車販売で希望の車に巡り合えたら、以下の中古車値引きの3原則を思い出してくださいね!
- 値引き相場を把握したうえで交渉に臨む
- 予算を正直に伝える
- 競合車を兼ね合いに出す
値引き相場を把握したうえで交渉に臨む
中古車販売店は基本的に値引きはしないスタンスが前提にあります。中古車の場合は限られた利益のなかから店舗側は値引きをすることになるため大きな値引きは期待できません。もし値引き交渉をするとしても販売額の5~8%程度が値引きの限度ではないでしょうか。
予算を正直に伝える
中古車販売店は値引きしないスタンスがほとんどなので、もし希望の金額とマッチしない場合は、正直に購入予算を伝えることが重要です。そうすることで営業マンは予算の範囲内に収める努力をしてくれる可能性が高くなります。
競合車を兼ね合いに出す
もし他店の見積もり書があれば、その見積もり書を提示しつつ値引き交渉をする方法があるので、頭の片隅に入れておくと良いでしょう。ただ無茶な値引きは中古車販売店側を困らせるだけでなく逆効果なので「この金額であれば購入する」という明確な意思表示を示すことが重要です。
まとめ
ライバル車がほぼ不在に加えて、2022年11月にマイナーチェンジが施行されたばかりのレヴォーグの値引きについて解説してきました。
レヴォーグは、値引きが渋いとの口コミが多く、値下げ交渉も一筋縄に行きません。
今回紹介した値下げ交渉術の中でも、特に「スバル取扱店同士の相見積もり」を実践して頂くことで、多少の効果が見込めるのではないでしょうか?