ホンダは、世界的な半導体不足やコロナ感染症の影響によって、2023年に入っても減産を余儀なくされています。
また、工場稼働状況にも支障が生じて、大幅な納期遅れが発生しています。
ホンダにとっても、納期遅れは深刻な問題で、生産に必要な部品が調達できなければ、生産計画も立てれません。
この記事ではHONDA(ホンダ)車の納期の情報について徹底解説をしていきます!
ホンダの納期最新情報!
世界中の半導体不足の影響から、各自動車メーカーが減産を強いられており、苦境に立たされている現状です。
ホンダに関しても、半導体不足の影響を受けている自動車メーカーの1つであり、人気車種の納期が遅れていると言われています。
ここでは、ホンダの工場生産稼働状況や、主要車種の納期について紹介していきます。
ホンダ車の工場生産稼働状況は?
2023年8月時点での、ホンダ車工場生産稼働状況は下記の通りです。
生産工場名 | 生産稼働率 | 主な生産モデル |
---|---|---|
鈴鹿製作所・第1ライン | 通常稼働 | ヴェゼル フィット N-BOX N-ONE N-WGN N-VAN |
鈴鹿製作所・第2ライン | ||
埼玉製作所・寄居 | ステップワゴン フリード ZR-V シビック Honda e | |
埼玉製作所・完成車工場 |
一時は、過去最悪の工場稼働状況でしたが、2022年6月頃から生産ラインも通常稼働に戻っています。
しかし、半導体不足で減産が続いており、受注と生産のバランスは崩れたままで、業績不振は続いています。
ホンダ車の工場出荷時期は?
ホンダ車の契約締結後、ディーラーがメーカーに受注連絡をしてから、指定の生産工場で車の製造が開始されます。
製造開始してから、車が完成するまでの期間を「工場出荷時期」と言います。
ホンダの人気車種は完成までどれくらいの期間がかかるの…?
ここでは、ホンダのメイン車種の納期一覧表を作成しました。
まずは人気車種の納期を確認してみましょう!
車種 | グレード | 工場出荷時期目処 | 工場出荷から納車まで |
---|---|---|---|
シビック | ガソリン車 | 3ヶ月程度 | 4ヶ月程度 |
e:HEV | 3ヶ月程度 | 4ヶ月程度 | |
TYPE R | 注文受付一時停止 | ||
ステップワゴン | ガソリン車 | 1年以上 | |
e:HEV | 半年程度 | 半年以上 | |
フリード | ガソリン車 | 4ヶ月程度 | 5ヶ月程度 |
ハイブリッド車 | 3ヶ月程度 | ||
フリード+ | ガソリン車 | 半年程度 | 半年以上 |
ハイブリッド車 | 半年程度 | 半年以上 | |
ZR-V | ガソリン車 | 半年以上 | |
e:HEV | 半年以上 | ||
ヴェゼル | ガソリン車 | 半年以上 | |
e:HEV | 4ヶ月程度 | 5ヶ月程度 | |
Honda e | – | 1ヶ月程度 | 2ヶ月程度 |
フィット | ガソリン車 | 半年以上 | |
e:HEV | 5ヶ月程度 | 半年程度 | |
N-ONE | – | 3ヶ月程度 | 4ヶ月程度 |
N-BOX | – | 2ヶ月程度 | 3ヶ月程度 |
N-WGN | – | 3ヶ月程度 | 4ヶ月程度 |
N-VAN | – | 半年程度 | 半年以上 |
上記の工場出荷時期は、2023年8月時点にホンダ公式サイトで発表されていたものです。今後の生産状況や工場稼働状況によっては、納期が変動する可能性があります。また、注文するグレードやボディカラーによっては、生産ができない場合や、納期が早まることがあります。
ここまで納期が遅れると、納車される頃には契約したことを忘れてしまいそうですね。
ホンダの納期遅れの理由とは?
以前のホンダ車は、NS-Xなどの特殊な車種を除いて、1ヵ月~2ヵ月程度の納期が一般的でした。
しかし、最近のホンダは先ほど紹介した通り、早くても2ヶ月~3ヵ月程度の納期予定で、遅ければ半年以上の納期も当たり前になっています。
なぜここまで納期が遅れているの…?
ここではホンダの納期遅れの理由について解説していきます!
生産コスト上昇も納期遅れの原因?
ホンダは、半導体不足などによって、大幅に新車の生産が遅れています。
この半導体不足は2025年以降も続くと言われているので、ホンダ車の納期遅れはしばらく続くかもしれません。
半導体不足以外の納期遅れの理由は?
ホンダ車の納期遅れは、半導体不足だけが原因ではなく、供給が滞っている部品が他にもあります。
例えば、電子系ユニットやハーネス部品など、車を動かすために必要な電子部品の供給が不安定となってます。
また、原材料の価格が高騰したり、インフレの影響によって生産コストも上昇しています。
様々な要因が重なって減産を余儀なくされた上に、生産コストが上昇したことも、納期遅れの原因として考えるのではないでしょうか。
生産計画の見誤り?
ホンダ車の工場出荷時期「納期一覧表」を、もう一度確認して見て下さい。
ステップワゴンやヴェゼルは、ハイブリッド車を中心に生産計画を立てているので、人気グレード「e:HEV」なら納期が早まるかもしれません。
それに対してガソリン車は、需要の低下を見込んだ生産計画を立てているので、予想以上の受注が入った場合は、需要と供給のバランスが崩れて納期遅れが顕著に表れてしまいます。
ステップワゴンやヴェゼルが良い例で、他の車種と比べてガソリン車の納期が読めないほどズレが生じています。
2023年の生産計画に見誤りがあったとしか言えない状況で、納期遅れの大きな原因になっています。
ホンダ車の納期を早める方法
ここまで、ホンダの納期について解説してきましたが、想像以上にホンダ車の納期は遅れています。
しばらくの間は、納期が早まる可能性は低く、納車状況を読むことはディーラーでもできません。
早く車を購入したいのだけど何とか納期が早まる方法はないの…?
ここでは、ホンダの納期を早める方法や、欲しいホンダの車種を最速で手に入れる方法について紹介していきます。
グレードやボディカラーを再検討する!
中古車と違って、新車は自分好みの車に仕上げることができます。
ただし、あまりこだわり過ぎると納期に時間が掛かるパーツや、取付の工程が増えてしまって、納期がどんどん遅れてしまいます。
希望している車から、生産ラインが豊富な人気グレードや特別仕様車に変更すれば、納期が早まる可能性が高まります。
また、新車にはバラエティー豊富なボディカラーが用意されていますが、リセールバリューが高い定番色は「ホワイト系」or「ブラック系」です。
特別色や限定色が用意されている車種のありますが、万人受けするボディカラーでなければ、逆に車の価値を下げてしまう可能性があります。
メーカーも生産性が高い「ホワイト系」or「ブラック系」の車(良く売れる車)を前倒しで生産するので、生産性の悪い個性的なボディカラーを避けることで、納期が早まることがあります。
ディーラーの担当者に、納期や納車状況の詳細な情報を確認しながら、欲しいホンダの車種を最速で手に入れて下さい。
キャンセル待ちを狙う!
ステップワゴンやヴェゼルのように納期が異常に長い車種は、待っている間に購買意欲が薄れていき、納車待ちの途中でキャンセルする人が必ず出てきます。
キャンセルされた車は、販売店の在庫になってしまうので、ディーラーとしては1日でも早く次の買い手を見つけたいのが本音です。
納期が長い新車を買うときは、商談時に「もし、キャンセル車が出たら連絡下さい。」と、一言添えて下さい。
運よくキャンセル車と出会えた場合は、長い納期を待たずに欲しいホンダ車を最速で手に入れることができます。
ただし、キャンセル待ちは、ホンダ車の納期を早める方法として非常に有効ですが、グレードや装備面での妥協が必要になるかもしれません。
新古車を狙ってみる!
新車の納期が長すぎて我慢ができない人は、在庫車や展示車などの「新古車(未使用車)」を購入する方法があります。
試乗車はそれなりに走行距離が延びている車が多く、新古車ではなく中古車に分類されてしまいます。
新古車とは、ディーラー名義に新規登録だけが済まされている車のことで、展示車や宣伝用のデモカーに良く使われています。
特に名義変更済みの展示車を数台抱えているディーラーがあれば、安く譲ってくれるかもしれません。
欲しいホンダの車種を最速で手に入れたい人は、納期を早める方法として新古車購入も選択肢に入れてみては如何でしょうか?
ガソリン車の購入は避ける?
「ホンダ車の工場出荷時期」を見て頂くと分かりますが、生産計画を抑えているガソリン車が、人気のハイブリッド車(e:HEV)よりも納期が長い車種があります。
例えば、ステップワゴンの場合、e:HEV車は半年程度の工場出荷時期ですが、ガソリン車は1年以上の工場出荷時期で、もはや納期未定と言ってもよいでしょう。
ヴェゼルも同様の現象が起こっており、工場出荷時期が4ヵ月程度のe:HEV車に対して、ガソリン車は工場出荷時期が半年以上も掛かっています。
減産傾向の一途をたどっているガソリン車は、生産ラインが減らされ、生産計画よりも契約数が上回ってしまうと、生産が追い付かなくなり、納期遅れが発生します。
納期や将来性に乏しいガソリン車の購入は避けて、生産台数の見通しの明るいe:HEV車(ハイブリッド車)を買うことで、納期が早まるかもしれません。
納期遅れを理由にキャンセルするとどうなるか?
ホンダの納期遅れは深刻な状況で、納期が1ヵ月程度のメイン車種は、極々一部の車種しかありません。
普通車のメイン車種に限ると、納期に半年以上掛かる場合がほとんどで、納期遅れを理由にキャンセルする人も増えていくことが予想されます。
ここでは、納期遅れを理由にキャンセルした場合について解説していきます。
納期遅れを理由にキャンセルできる場合は?
ホンダで新車を購入した場合は、契約後でもキャンセルすることが可能です。
ただし、新規登録が終わっている車については、基本的にはキャンセルができません。
もし、どうしてもキャンセルをしたい場合は、損害賠償や違約金が発生することを覚悟の上で、キャンセルの申し出をして下さい。
また、現金ではなく、ローンで新車を購入した場合も、確認の電話が終了していたり、ローンの支払いが始まっている場合はキャンセルができません。
半導体不足が解消されない限り、しばらくの間は納期遅延問題は解決しないので、これから新車を購入する人は、「キャンセルするかもしれない?」ことを頭に入れておく必要があります。
車の購入の際に役立つ!おすすめサービス!
欲しい車があるけど、インターネット上だけの情報だけでは不安…。
購入を検討するために1回試乗とかしたいな…。
車の購入は人生のなかで、そう何度もあるイベントではありません。
だからこそ、車を購入する際には、慎重に決断をしたいものですよね。
また車にあまり詳しくない方であれば、車を購入する際に不安は大きいかと思います。
そこで車の購入時に役立つおすすめサービスをご紹介させていただきます。
車の購入を検討している方は「楽天Car試乗」がおすすめ!
項目 | 概要 |
---|---|
運営会社 | 楽天グループ株式会社 |
設立 | 1997年2月 |
本社 | 東京都世田谷区玉川一丁目14番1号 |
公式サイト | https://car.rakuten.co.jp/newcar/ |
車を購入する前に、まずは試乗をしてから決めたいと考える方は「楽天Car試乗」がおすすめです。
楽天Car試乗は、楽天グループが運営する車の試乗予約サービスです。
例えば、インターネット上で気になる車種があれば、無料で試乗をすることができます。
- 楽天からの予約&成約時に楽天ポイントがもらえる
- 最短1分で試乗予約が完了!
- 事前予約で待ち時間なく試乗が可能!
- 豊富な車種ラインナップで様々なメーカーの試乗が可能!
特に新車を購入するときは試乗もせずに、いきなり購入は絶対NG!確実に試乗をしてから検討することをおすすめします!
使い方は簡単!3ステップ!
中古車の購入なら「ズバット車販売」がおすすめ!
中古車を購入したいけど、車の品質の良し悪しが分からないから不安…。
どの中古車販売店で車を購入すれば良いのか分からない…。
中古車の購入は車に詳しくない方にとっては、かなりハードルが高いものですよね。
正直、どこの中古車販売店でどのような車を選べば良いのか分からないという方がほとんどだと思います。
またインターネット上で気になる車を見つけても仕事が忙しくて、なかなか店舗を回ることができないという方も多いのではないでしょうか。
そんなときは、「ズバット車販売」がおすすめです。
項目 | 概要 |
---|---|
運営会社 | 株式会社Bang |
本社 | 東京都世田谷区三軒茶屋二丁目11番22号 サンタワーズセンタービル4F |
設立 | 2021年2月 |
公式サイト | https://www.zba.jp/car-hanbai/ |
ズバット車販売は車のプロが無料で高品質の中古車探しをサポートしてくれるサービスです。
中古車大手のネクステージとサービス連携しており、全国3万台の在庫のなかから自分の希望にあった条件の1台を見つけることができます。
さらに、このズバット車販売の凄いところは、「非公開車両」を紹介してくれるところです。
一般的に私たちが自由にインターネット上で探すことができる車両は中古車市場全体の「ごく一部」と言われてます。
つまりズバット車販売を使えば私たちが見ることができない情報から良質な中古車を探してもらえるということなんです!
本来は中古車市場に自分の求めてた条件にマッチする1台があるかもしれないのに、知らず知らずのうちに機会損失をしてるとは非常にもったいないですよね。
- 中古車販売大手のネクステージと業務提携をしている
- 中古車市場に出回るまえの貴重な車両を紹介してもらえる
- 高年式車や新古車の在庫が豊富!全国3万台の在庫(*1)
- 国産車最長10年保証(*2)
- 事故車や修復歴車の紹介はないので安心
- 1新古車とは、届出済未使用車・登録済未使用車のこと。新車よりも安く、中古車よりも状態が良いのが特徴です。
- 2ご加入の条件・料金は車種・年式・走行距離によって異なります。
ズバット車販売の使い方は簡単4ステップ!
まとめ
ホンダの納期について解説してきましたが、欲しいと思う車種は半年以上の納期が掛かると思って、契約しなければなりません。
特に普通車のガソリン車は、納期未定と言っても良いほど納車状況が不透明で、ディーラーに納期の問い合わせをしても、ハッキリとした回答を得ることができません。
工場稼働状況が通常稼働していても、このまま半導体不足が長引けば、生産計画通りに車が製造できず、減産し続けることになります。
ホンダとしても業績不振から脱却するためには、1日も早く納期遅れを解消しなければなりません。
購入する側は、納期遅れを承知した上で、新車の契約を検討して下さい。