ミニバンとオフロード車のいいとこどりをした「オールラウンドミニバン」として、世界的にも高い評価を得ている三菱デリカ。
現在販売しているモデルは、初代から数えて5代目にあたり、デリカd5の「d5」は5代目と言う意味を表しています。
今では当たり前となっているフロント部分にエンジンを搭載しているミニバンですが、実はデリカd5の前身(デリカスペースギア)が、ミニバンの先駆車とも言われています。
今回は、世界で唯一のオールラウンドミニバン・デリカd5の値引きについて徹底解説していきます。また値引き相場や値引きの限界額を、値下げ交渉術とあわせて紹介しますので、購入時の商談に役立てて下さい。
デリカd5の車両スペックについて
デリカd5は、「標準タイプ」と「アーバンギア」の2種類から仕様モデルを選択することができます。
ここでは、デリカd5の車両スペックを紹介していきます。
項目 | 標準タイプ | アーバンギア |
---|---|---|
グレード | P JASPER G-Power Package G M | P Edition G-Power Package G |
全長 | 4,800mm | 4,800mm |
全幅 | 1,795mm | 1,795mm |
全高 | 1,875mm | 1,875mm |
室内長さ | 2,980mm | 2,980mm |
室内幅 | 1,505mm | 1,505mm |
室内高さ | 1,310mm | 1,310mm |
ホイールベース | 2,850mm | 2,850mm |
最低地上高 | 185mm | 185mm |
車両重量 | 1,930kg~1,980kg | 1,940kg~1,980kg |
乗車定員 | 7名/8名 | 7名/8名 |
燃料消費率 (WLTCモード) | 12.6km/L | 12.6km/L |
駆動方式 | 4WD | 4WD |
排気量 | 2,200cc | 2,200cc |
エンジン | 直列4気筒DOHC16Vインタークーラー付ディーゼルターボ | 直列4気筒DOHC16Vインタークーラー付ディーゼルターボ |
燃料システム | ディーゼル | ディーゼル |
最高出力 | 145ps | 145ps |
最大トルク | 38.7kgf・m | 38.7kgf・m |
- デリカd5(諸元表):https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d5/spec/pdf/delica_d5_spec.pdf
- アーバンギア(諸元表):https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d5/spec/pdf/delica_d5_urban_gear_spec.pdf
- ジャスパー:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d5/jasper/pdf/DELICA_D5_JASPER_spec.pdf
1968年に商用目的として、発売が開始されたデリカ。
発売当初は、「デリカバン」や「デリカトラック」の車名でしたが、4代目のデリカスペースギアから、現在のフロントエンジン型ミニバンとなり、商用目的から乗用目的に移ったと言われています。
しかし、一般的なミニバンとは異なり、パジェロで培ったオフロード性能をそのままデリカにも引き継ぎ、世界的にも類をみない「オールラウンドミニバン」の地位を確立。
デリカd5にもオールラウンドミニバンの性能が継承されており、ミニバンとしての居住性や過酷な道路環境にも屈しない走行性能を兼ね備えています。
現在販売しているデリカd5には、ハイブリッド車やガソリン車の設定はなく、全グレード「クリーンディーゼルエンジン」を搭載しています。
デリカd5のグレードについて
2019年にフルモデルチェンジが行われ、現在販売されているデリカd5のデザインになっています。
デリカd5のグレードは、標準タイプが「M」「G」「G-Power Package」「P」の4グレード。
アーバンギアが「G」「G-Power Package」「P Edition」の3グレード、特別仕様車「JASPER」が、2022年11月からラインナップに加わっています。
ここでは、デリカd5の各グレードの詳細について解説していきます。
「M」
デリカd5の中で最も価格が安いグレードの「M」。
このMは、標準タイプにだけ設けられているモデルで、アーバンギアには設定されていません。また、8人乗りの設定しかないところも、Mの特徴でもあります。
主な装備は、以下の通りです。
- 高輝度シルバーフロントグリル
- フロント&リヤ・スキッドプレート
- テールゲートガーニッシュ
- LEDヘッドライト
- LEDポジションランプ
- LEDフォグランプ
- カラードドアハンドル
- ターンランプ付電動格納式カラードリモコンドラミラー
- 本革巻きステアリング
- 本革巻きシフトレバー
- パドルシフト
- マルチインフォメーションディスプレイ
- 左右独立式
- フルオートエアコン
- リラックスルームイルミネーション
- 運転席ハイトアジャスター
- 16インチアルミホイール
上記の装備が、デリカd5の基本的な標準装備になります。
Mには、「運転席パワーシート」「前席シートヒーター」などが、オプションパーツに用意されていますが、「本革シート」「マルトアラウンドモニター」「自動防眩ルーミラー」「運転席側電動スライドア」などは、オプションとしても装備することができません。
その他にも、「アクセサリーコンセント&ソケット」「エレクトリックテールゲート」なども装備できないので、購入時には注意が必要です。
あくまでもMは、価格重視のグレードですから、充実した装備を求める人にはおすすめできません。
「G」
「G」は、標準タイプとアーバンギアの共通グレード。
Mでは、8人乗りの設定しかありませんでしたが、Gは7人乗り/8人乗りが用意されています。
Mで紹介した装備品に加えて、下記の装備が追加されます。
- アクセサリーソケット
- アクセサリーコンセント
- 運転席側パワースライドドア
- 18インチアルミホイール
上記のように、Mには装備できなかったオプションパーツが、Gには標準装備されています。
また、Gは「マルチアラウンドモニター」「自動防眩ルームミラー」「本革シート」などもオプションパーツとして選択することが可能。
アーバンギアには、「メッキドアハンドル」「メッキドアミラー」「アーバンギア専用アルミホイール」が標準装備。
ミニバンでは必須とも言われている「運転席側パワースライドドア」は装備されていますが、装備と価格のバランスがあまりよくありません。
「G Power Package」
「G Power Package」も、Gと同じで標準タイプとアーバンギアの共通グレード。Gの装備に加えて、下記の装備がパッケージングされているお得なモデルです。
- 運転席パワーシート
- 前席シートヒーター
- LED照明付電動サイドステップ
- エレクトリックテールゲート
Gでは多少物足りなかった装備が、パッケージングによって補われたのが「G Power Package」。
特にリヤゲートが大きいデリカd5では、ワンタッチ操作でテールゲートが開閉できる「エレクトリックテールゲート」の標準装備は、非常に大きなポイントです。
また、一般的なミニバンよりも最低地上高が高い(185mm)ため、小さなお子様やお年寄りなどにとって、後席の乗降がしづらいデメリットがあります。
G Power Packageには、LED照明付電動サイドステップが標準装備されているので、足の不自由な人でも乗降しやすい設計です。
デリカd5の中でも、最も装備面と価格のバランスが良いG Power Packageは、Gを買うなら断然こちらをおすすめします。
「P」
「P」は、装備が充実しているG Power Packageに、贅沢装備を追加した標準ボディ専用の最上級グレード。G Power Packageの装備に加えて、下記の豪華装備が標準搭載されています。
- リラックスルームイルミネーション
- マルチアラウンドモニター
- 自動防眩ルームミラー
- 高輝度シルバー調フォグランプベゼル
- メッキアウタードアハンドル
- メッキリモコンドアミラー
「G」や「G Power Package」ではオプションだった「マルチアラウンドモニター」が、標準装備されるなど装備面が非常に充実しています。
また、安全面でも「レーンチェンジアシスト機能付後側方車両検知警報システム」や「後退時車両検知警報システム」などが標準装備で、安全機能も充実!
最上級グレードのため、新車車両本体価格が約450万円の高額車両ですが、マルチアラウンドモニターが必要な人にはおすすめです。
「P Edition」
P Editionは、アーバンギア専用の最上級グレード。また、Pでは7人乗りと8人乗りの選択が可能でしたが、アーバンギアのP Editionは「7人乗り」の設定しかありません。
Pとほとんど変わらない装備ですが、下記の装備がP Editionに追加されています。
- ルーフビームガーニッシュ
天井照明のルーフビームガーニッシュが追加されているだけですが、7人乗りでゴージャス仕様のP Editionには、欠かすことができないイルミネーション。
また、エンジンフードエンブレムやテールゲートスポイラーなどがセットになっている「コンプリートパッケージ」を、オプションにて装備することが可能。
デリカd5の最上級モデルを購入したい人は、「P Edition」もしくは「P Edition コンプリートパッケージ」がおすすめです。
特別仕様車「JASPER」
2022年11月に特別仕様車として「JASPER」が、ラインアップに加わりました。
JASPERは、G-Power Packageの8人乗りをベースにしたアウトドアに特化した特別仕様車。
主要な装備はG-Power Packageに準じますが、インテリアやエクステリアに手が加えられています。
- 専用フロントグリル
- 専用ポジションランプガーニッシュ
- 専用18インチアルミホイール
- 撥水機能付きグランリュクスシート
- 専用インストルメントパネル
- 専用ドアトリム
標準タイプやアーバンギアとは全く異なるJASPER専用エクステリアで、自然に溶け込むワイルドなデザインが特徴的。
シート生地もブラウンステッチが施された撥水加工のスエード調人工皮革が採用され、水や汚れに強いアウトドア仕様となっています。
他人とは異なるデリカd5を求めるなら、個性の強い特別仕様車「JASPER」をおすすめします。
デリカd5の魅力について
デリカは、唯一無二の「オールラウンドミニバン」として、世界中のファンを魅了し続けています。
一体なぜそこまで、デリカの虜になるのか?
ここでは、デリカd5の魅力について解説していきます。
衝突安全性能試験で最高ランク「シックススター(★6)」受賞!
デリカd5は、ミニバンとオフロード車の両立を図るため、アウトランダーやエクリプスクロスなどと同じ「三菱GSプラットフォーム」の改良版が用いられています。
ただし、三菱GSプラットフォームだけでは耐久性に問題が生じるので、シャーシの強度を高めるために環状型の骨格構造「リブボーンフレーム」を採用。
リブボーンフレームの採用により、ミニバンとしての高い居住性を損うことなく、通常のミニバンでは不可能とされている悪路走行も可能に!
その結果、自動車アセスメントの衝突安全性能試験では、最高ランクの「シックススター(★6)」を獲得するなど、安全面でも高い評価を得ています。
驚きの登坂力!
デリカd5の魅力は、その走行性能とパワー!デリカd5は、ミニバンにも関わらず、最大45度の傾斜を登ることが可能。
この驚きの登坂力こそ、「世界唯一のオールラウンドミニバン」と呼ばれる所以で、他のミニバンでは真似ができない登坂性能。
では、なぜこのような走行性能を持っているのか?
デリカd5には、2,200cc直列4気筒DOHC16Vインタークーラー付ディーゼルターボエンジンが搭載されており、このエンジンには三菱初の排出ガスをクリーンに浄化する「尿素SCRシステム」が採用されています。
僅か2,000回転ほどで最大トルクを発揮するこのエンジンと、最大トルクを思うがままに操れるトランスミッション「8速スポーツモードA/T」との組み合わせにより、力強い加速性能に加えて、最大45度の急勾配の登坂を可能にしています。
また、デリカd5には、4輪全てのタイヤにグリップ力を配分する三菱独自の4WDシステム「AWC・電子制御4WD」が搭載されています。
この電子制御4WDシステムには、ダイヤル式ドライブモードセレクターが採用されているので、路面状況に応じて3つのドライブモード(2WD/4WDオート/4WDロック)が選択できます。
例えば、通常走行では燃費性能を重視する「2WD」、4輪の駆動配分を自動で行ってくれる「4WDオート」、砂浜や急勾配などより高い駆動力が必要な路面環境では「4WDロック」など、道路環境に適した駆動配分を自由に切り替えられます。
優れた安全性能
三菱では、万が一の事故に備えて「SAFETY TECHNOLOGY」を掲げて、安全性能向上に努めています。デリカd5には、以下の先進予防安全支援技術が搭載されています。
三菱予防安全技術「e-Assist」
- 衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM)
- 車線逸脱警報システム(LDW)
- レーダークルーズコントロールシステム(ACC)
- 衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM)
- オートマチックハイビーム(AHB)
- レーンチェンジアシスト機能付後側方車両検知警報システム(BSW/LCA)
- 誤発進抑制機能(前進時)
- 後退時車両検知警報システム(RCTA)
衝突安全性能
- 衝突安全強化ボディ(RISE)
- 歩行者傷害軽減ボディ
- 前席SRSエアバッグ
- 運転席SRSニーエアバッグ
- SRSカーテンエアバッグ
- 頸部衝撃低減フロントシート
自動車安全コンセプト
- サポカーS ワイド(全グレード)
上記の他に、滑りやすい路面でも横滑りを抑制して、優れた走行安定性を発揮する「アクティブスタビリティコントロール(ASC)や、積載重量に応じて安定した車体姿勢を確保するブレーキシステム「EBD付ABS」、坂道の傾斜を自動で検知して坂道発進を安全にサポートする「ヒルスタートアシスト(HSA)などが標準装備されています。
このような優れた安全性能をデリカd5は備えています。
デリカd5のリセールバリューについて
デリカd5の新車は、エントリーモデルでも400万円を超える高級ミニバン。高いお金を払って新車を買っても、数年後に価値がなくなってしまうようであれば、新車を買う意味がありませんよね。
ここでは、デリカd5の中古車には価値があるのかを、リセールバリューで調べてみます。
項目 | 新車価格 | 中古車相場 | リセールバリュー |
---|---|---|---|
デリカd5 | 2,221,000円~4,577,100円 | 200,000円~5,998,000円 | 9%~131% |
- デリカd5価格相場:https://www.goo-net.com/catalog/MITSUBISHI/DELICA_D5/market/
2007年から販売されている初代デリカd5の中古車は、ほとんどの車両が20万円台で流通しています。
リセールバリューが低い中古車は、2WDのガソリン車がほとんどで、古い車種でもディーゼル車の4WDはある程度の価値で取引されています。
リセールバリューが100%を超えている中古車も多いのですが、ほとんどの車両がカスタム(改造車)車で、ノーマル車の新古車などは、新車価格よりも若干安く流通しています。
デリカd5で高いリセールバリューを狙うなら、カスタムすることが必須かもしれません。
デリカd5を購入するなら新車と中古車のどちらが良い?
デリカd5の新車は、4,001,800円~4,577,100円で販売されている高級車で、登録諸費用やオプションを含めると500万円を超えてしまいます。
できるだけ安く高性能なデリカd5を買うなら、以下の内容に該当する中古車がおすすめです。
- 初年度登録・2019年2月以降
- 8速AT搭載モデル
- ディーゼル車
- Gパッケージ以上のグレード
- 走行距離・30,000km以内
- 4WD車
- ボディカラーは「ブラック系もしくはホワイト系」
装備内容が乏しい「G以下」のグレードは、いくら安くてもおすすめしません。せっかく新車よりも安い中古車を買う訳ですから、ワンランク上のグレードを狙うようにして下さい。
2019年式や2020年式なら、最上級グレードでも比較的安く買えるので、ぜひ良質な中古車を狙って下さい。
- デリカd5(新車価格):https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d5/grade/index.html
デリカd5の値引き限界額と値下げ交渉術について
デリカd5の新車は、500万円クラスの商談になるため、値下げ交渉にも力が入ります。ここでは、デリカd5の値引き限界額と値下げ交渉術について、口コミ投稿などを参考に徹底解説していきます。
デリカd5の値引き限界額
デリカd5は、どのくらいまで値引きをしているのか?実際にデリカd5の値下げ交渉を行った人の、口コミ投稿を紹介します。
デリカd5を購入した人の口コミ投稿を一部抜粋しましたが、「早太郎さん」の投稿では、車両単体の値引き率が10%と書いてあります。
三菱に限らずどのディーラーでも、メーカーから新車を「10%~15%程度」で仕入れて販売していますから、値引き率10%は現実的な数字かもしれません。
口コミ投稿では、「30万円~45万円」の値引きが最も多いことから、一般的には「車両価格の7%~10%」くらいが、値引き相場としては妥当なラインです。
値引きの限界額を狙う場合は、車両価格の10%以上が目安ですが、ディーラーの利益を考えると「車両価格の11%~12%」が、値引きの限界額ではないでしょうか。
他メーカーと比べて、三菱は値引きがしやすい雰囲気のため、値下げ交渉次第では「45万円以上」の値引きも夢ではありません。
デリカd5の値下げ交渉術
デリカd5は、値下げ交渉次第では、かなり大きな値引きが得られます。しかし、ディーラーにとっても車両価格が高い車は、大きな利益が見込めます。
そのため、そう簡単には値引きの限界額を提示してくれません。ここでは、値引きの限界額が狙える「値下げ交渉術」について紹介していきます。
誰でも簡単に試すことができる交渉術なので、ぜひ商談時に実践して下さい。
納期を急がせない!
筆者が中古車販売店を経営していたとき、高額な新車をディーラーから仕入れるときに使っていた方法があります。
それは、「納期を急がせない」です。
あまり他の記事では見かけない方法ですが、ディーラーは納期を急かされることを嫌う傾向があります。
と言うのも、ディーラーも受注してから、メーカーに生産依頼の発注書を流す訳ですが、工場出荷ラインの動きを早めることはできません。
そのため、いくら急かされても納期を縮めることは不可能ですから、納期を任せてくれる顧客に対しては友好的な対応をとってくれます。
現在、どの自動車メーカーも半導体の部品不足で納期未定の車種が多く、デリカd5も例外ではありません。値下げ交渉術としては、「納期はお任せするので、その代わりに値引きを限界まで頑張って下さい」と言うだけでOK!
それでも、値引き額に不満がある場合は、別の方法を試せばいいだけです。
デリカd5同士で相見積もり!
デリカd5は、「オールラウンドミニバン」と言う新ジャンルのミニバンですから、真のライバル車はハッキリ言って存在しません。
そのため、デリカd5を好むユーザーにはコアなファンが多く、ディーラー側もそのことを把握しています。ヴォクシーやセレナなどと競合させるよりも、デリカd5同士を競合させることをおすすめします。
値下げ交渉術としては、三菱ディーラーとサテライトショップ(親会社が異なる三菱販売店)を競わせて下さい。
1社でも多くの見積書を用意することで、「値引きを頑張ってでも契約をとりたい!」と言う販売店と、出会う確率があがります。
オプション値引きでも限界を狙う!
最終手段として、車両本体での値引き額に限界を感じた場合には、「オプション(付属品)購入」で、値引き額を上乗せする方法があります。
この方法は、補助的な値引き交渉で、それほど大きな金額は得られません。
オプション値引きは、見積書の「付属品購入金額」に記載されているもので、購入総額の約15%~20%が値引き額になります。
例えば、50万円の付属品を購入した場合は、「50万円×20%=10万円」が値引き額。
値下げ交渉術としては、付属品総額の20%以上を狙うことです。この数字を目安に値下げ交渉に臨んで下さい。仮に車両単体値引きで40万円だったとしても、付属品値引きを加えることで、50万円以上の値引きが可能になります。
「フロアマットはサービスで!その他を〇〇万円値引きしてくれたら今日、契約して帰ります」などでも良いでしょう。
まとめ
迫力のあるフロントデザイン「ダイナミックシールド」が印象的なデリカd5。2019年以降のモデルが人気が高く、昨年末に追加された特別仕様車「JASPER」も注目のグレードです。
今回は、デリカd5の値引き相場や、値下げ交渉術について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?三菱は他メーカーと比べて値下げ交渉がしやすい印象で、商談が苦手な人でも、値下げ交渉しやすい気がします。
今回紹介した値下げ交渉術を1つずつ試すだけでも、かなりの効果が見込めるはずです。デリカd5は、決して安い車ではないので、慎重かつ丁寧な商談を心がけて臨むと良いでしょう。