テレビCMなどで新型車を見てしまうと、買う気はないけど運転してみたくなりますよね?
車は買わないけど、ディーラーで車の試乗だけをすることってアリ?ナシ?
今回は、「ディーラーでの試乗だけは迷惑なのか?」試乗の流れや注意点も含めて徹底紹介していきます!
ディーラーでの試乗だけは迷惑?
皆さんは、ディーラーで試乗をしたことがありますか?
私の周辺では、「試乗はしてみたいけど、冷やかしになるから」や、「試乗だけは、迷惑になる」など、意外と試乗を避けている人がほとんどです。
ここでは、「試乗だけは迷惑になる理由」と「試乗だけでも迷惑にならない理由」をについて、分かりやすく紹介していきますね。
試乗だけは迷惑になる理由
ディーラーの営業マンの立場に立ち考えると試乗だけの来店は迷惑になるかと思います。
なぜなら、試乗だけが目的の冷やかしの人を接客しても、貴重な時間を無駄にするだけで、ディーラーの営業マンからするとメリットがないからです。
平日ならまだしも、来客が集中する週末や祝日などに試乗だけで長居されたら、個人成績にも影響がでますし、購入意思の強いお客様の接客ができなくなります。
また試乗だけの来店は、試乗車の走行距離も延びてしまうし、試乗の同行に時間が取られてしまうため、ディーラーにとっては迷惑と感じられてしまう可能性があるでしょう。
試乗だけでも迷惑にならない理由
買う気がないけど、試乗だけをしたい人は、「試乗だけを楽しむことができる」試乗サービスを利用するのがおすすめです!
サービス名 | 特徴 | 公式サイト |
---|---|---|
レクサスミーツ | レクサス全車種から選べる、90分間の試乗体験ができます。 | 公式サイトへ |
BMW | BMW全車種から選べる、24時間試乗モニター。 | 公式サイトへ |
BMW Tokyo Bay | BMWの豊富な車種や多彩なコースが試乗体験できる。 | 公式サイトへ |
一般的なディーラーでは、購入意思のある人だけが高級車の試乗を行えますが、上記の試乗サービスでは、買う気がない人でも試乗だけができます。
試乗だけでも迷惑にはならないので、高級車に興味がある人や試乗を楽しみたい人には、おすすめの試乗体験サービスです。
ディーラーでの試乗方法や流れは?
最近は200万円を超える軽自動車も多く、カタログだけで購入してしまうと、失敗する可能性があります。
車は決して安い買い物ではないため、しっかり試乗をしてから購入を検討すべき商品です。
ここでは、ディーラーでの試乗方法や流れについて紹介していきますね。
ディーラーでの試乗方法は?
ディーラーで試乗する場合、基本的には事前予約が必要です。
何故なら、予約なしで試乗のお願いをしても、試乗したい車種がないかもしれませんし、試乗スケージュールが埋まっているかもしれません。
そのため、ほとんどのディーラーでは試乗方法として、当日に試乗ができる「即時試乗予約」と、事前に試乗の申し込みを行う「試乗予約」の2通りが用意されています。
例えばトヨタの場合は、「トヨタ試乗予約」のサイトを利用することで、試乗可能な車種を簡単に探すことも可能ですし、最寄りの試乗可能なディーラーを探すこともできます。
スムーズに試乗を行うためにも、試乗予約を事前に行うことをおすすめします。
- トヨタ試乗予約:https://toyota.jp/service/store-search/dc/search?mode=trial
ディーラー試乗の流れは?
ディーラーに試乗予約を行う場合は、下記の手順で行って下さい。
- トヨタモビリティ東京の試乗サイトへアクセスする。
- 希望する試乗車を探す。
- 配備店舗を選択して「リクエスト予約」をクリックする。
- 「ご希望の日時」を記入する。
- 「お申込みきっかけ」を記入する。
- 「個人情報」を記入する。
- 保有車の有無を記入する。
- 次回購入予定を記入する。
- 規約に同意する。
- 入力内容を確認する。
- 試乗予約の申し込みをする。
- トヨタモビリティ東京(試乗サイト):https://www.toyota-mobi-tokyo.co.jp/carlineup/testdrive
試乗予約を行う流れについて、トヨタモビリティ東京を例に挙げて紹介しました。
「次回購入予定」や「保有車の有無」の記入項目があることから、購入検討をしている人の試乗がメインですね。
トヨタモビリティ東京では、購入意思のない試乗だけは「冷やかし」や「迷惑」と思われる可能性が高いので注意して下さいね。
ディーラーでの試乗で必要なものは?
ディーラーで試乗を行う場合の、必要なものについて紹介していきます。
- 試乗する人の「運転免許証」。
- 運転しやすい格好。
- トヨタモビリティ東京(ご試乗Q&A):https://www.toyota-mobi-tokyo.co.jp/carlineup/testdrive
試乗コースは、ディーラー周辺の公道を試走するので、必ず運転免許証の所持が必須です。
また、運転の妨げになるヒールやサンダルは避けて、動きやすい服装や履物で試乗をして下さい。
ディーラーの試乗で気を付けるべきポイントとは?
ディーラーで試乗をするとき、何に気を付けたらいいのか?
気を付けるべきポイントさえ押さえておけば、安心・安全に試乗することができます。
無理に運転する必要はない!
運転に自信がない人にとっては、他人(ディーラーの営業マンなど)を同乗させて、乗り慣れない車を運転すること自体、非常に勇気がいることですよね。
ディーラーの試乗では、同行した人に運転してもらったり、ディーラーの営業マンに運転をお願いするなど、必ずしもご自身が運転する必要はありません。
無理な運転は事故に繋がりますから、運転に自信がない人は、ディーラーの営業マンに相談するようにして下さいね。
試乗時のチェックポイントを用意すること!
新型車を試乗する際には、運転を楽しむことも大切ですが、試乗する目的を明確に持つことも重要になります。
項目 | 試乗時のチェックポイント |
---|---|
運転のしやすさ | アクセルやブレーキの踏み心地(感触や効き具合など)はどうなのか? |
操作性 | ステアリングの感覚はどうなのか? ナビゲーションや機能は使いやすいか?など |
ホールド性 | シートに座った感じはどうなのか? |
視認性 | 運転しやすい視界が保たれているのか? 死角の状況や駐車しやすい視界なのか?など |
走行性能 | 発進や加速性など、ストレスなく走行することはできているのか? |
静粛性 | 走行時の風切音やロードノイズなどは気にならないのか? |
居住性 | 振動や揺れ状況など、長距離運転が可能かどうかの判断。 |
全ての項目で満足するのは難しいことですが、どうしても我慢ができない項目があった場合は、購入を見送ることも必要です。
車の購入は即断即決する必要もないですし、これから何年も乗り続ける訳ですから、後悔しないようにして下さい。
自分だけでは判断できないかもしれないので、試乗するときには家族や友人などと同行して、意見や感想を求めるのもよい方法ですよ。
質問は積極的に行う!
試乗は、初めて乗る車ですから、分からないことだらけだと思います。
営業マンが一方的にしゃべり倒してくる場合がほとんどですが、少しでも分からないことや不安に感じることがあるのなら、遠慮しないで積極的に質問をして下さい。
例えば、アイドリングストップ機能は便利な装備ですが、バッテリーの寿命が短くなるので「OFF」にする人が多くいます。
「アイドリングストップ機能はOFFにできますか?」や、「燃費がよくなるエコ機能は装備されていますか?」など、どんどん質問をしながら試乗をして下さいね。
ディーラーの試乗で守るべきマナーとは?
ディーラーでの試乗は、ハッキリとしたルールやマナーは決められていません。
ただし、試乗車はディーラーからお借りする大切な新型車ですし、たくさんの人が試乗するので、丁寧に扱わなければなりません。
ここでは、試乗で守るべきマナーについて紹介していきます。
試乗する車を調べておく!
ディーラーの営業マンへ試乗車のことを質問するためにも、事前に試乗車について調べておくとよいでしょう。
エンジンの始動方法やシート調整のやり方など、スマートに試乗するためにも調べておくことをおすすめします。
試乗車について事前に調べておくことで、内容の濃い質問もできる上、焦ることなく試乗を楽しむこともできます。
試乗時のマナーとして、覚えておくとよいでしょう。
運転しやすい服装で!
「ディーラーの試乗で気を付けるべきポイント」でも紹介しましたが、運転しやすい服装で来店するのもマナーの1つです。
例えば足の動きを制限してしまう「タイトなスカート」や、アクセルやブレーキの誤操作に繋がる「サンダルやヒール」などはマナー違反の服装です。
サンダルやヒールは大事故にも繋がる可能性があるので、単なるマナー違反ではなく、安全運転義務違反で罰せられることがあるので注意して下さいね。
無謀な運転は禁止!
当たり前のことですが、ディーラーの大切な新型車を借りる訳ですから、いつも以上に安全運転を心掛けることが、ドライバーとしてのマナーではないでしょうか。
急発進や急ブレーキなどの乱暴な運転はしないことは勿論ですが、交通ルールを守って同乗者が安心して過ごせる試乗を行って下さい。
また、万が一に備えて任意保険に加入している試乗車がほとんどですが、運転者に過失がある場合は、試乗者の任意保険を使用することもマナーの1つだと思います。
試乗時の事故は迷惑にしかならないので、無謀な運転は絶対に禁止です!
まとめ
試乗だけでも快諾してくれるディーラーはありますが、迷惑だと感じている営業マンがほとんどです。
ただし、試乗をしたからと言って、必ずしも購入する必要はないので、冷やかしの試乗だけではなく、購入意思のある試乗を行って下さい。
一般的なディーラーでは、購入目的の試乗を行っているので、もしも試乗だけを楽しみたい人は、試乗体験ができるサービスを使うのが良いでしょう。
もし試乗をする場合には、本記事で紹介した試乗の流れや試乗時の注意点をもう一度確認することをおすすめします。