新型車の走行性能や操作性などを確認する目的で、ディーラーでは新型車を実際に試乗することができます。
しかし、免許を取得したばかりの初心者(初心者マーク)や、運転下手のペーパードライバーでも、試乗車をいきなり運転しても大丈夫なのか?
今回は、車の運転が苦手な人でも必ず試乗をすべき理由について、徹底解説していきますね!
初心者(初心者マーク)でも試乗は可能?
結論から言いますと、初心者(初心者マーク)でも、運転下手なペーパードライバーでも、ディーラーでの試乗は可能です。
なぜなら、新卒者などが初めて車を買うケースは珍しいことではなく、運転できる車かどうかの判断は試乗しなければ分かりませんよね。
また繁忙期にあたる1月~3月では初心者マークを付けた方や学生が多いようです。
初心者(初心者マーク)やペーパードライバーなど、車の運転が怖い人でも、決して恥ずかしいことではないので、安心してディーラーで試乗して下さいね。
なぜ試乗をするの?
新車を購入するとき、webやカタログなどで色々と調べますよね?
しかし、いくらwebやカタログを眺めていても、装備品の操作方法や乗り心地などについては、実際に乗ったり触ったりしなければ分かりません。
長い人生の中で、車を購入する機会はそれほど多くありませんから、後悔しないためにも、しっかりと試乗を行ってから購入検討して下さいね。
試乗までの流れは?
ディーラーで試乗するには、必ず予約を入れる必要はありません。
ただし、希望の車種がないディーラーや、試乗時間が重なるケースもあるので、電話予約もしくはweb予約を事前に行うことをおすすめします。
試乗予約なしでは、高級車の試乗ができないディーラーがほとんどですから、必ず試乗予約の申し込みを行って下さい。
ここでは、初心者(初心者マーク)でも安心して試乗ができるように、試乗までの流れについて解説していきますね。
- 試乗する車を決める。
- 希望の試乗車を所有しているディーラーを探す。
- ディーラーに試乗予約の申し込みを行う。
- 指定した日時にディーラーへ行って試乗する。
上記の流れで試乗を行いますが、直接ディーラーに行って予約をしても構いません。
試乗の予約方法は?
試乗を初めてする人でも、国内自動車メーカーなら、webから簡単に試乗予約が行えます。
上記のサイトから試乗予約が行えますが、自社サイトへの登録が必須の自動車メーカーがあります。
尚、ダイハツ工業においては、不正行為が発覚したことで、全車種の受注・出荷停止中(2023年12月24日時点)のため、試乗もできません。
初心者(初心者マーク)が試乗時に守るべきマナーや注意点は?
そもそも試乗する際のルールやマナーは、特に決められていません。
ただし、一般的な常識の範囲内で試乗を行うことがマナーで、ディーラーや他の人に迷惑を掛けないことを試乗では心掛けて下さい。
ここでは、試乗時に初心者(初心者マーク)が、守るべきマナーや注意点を紹介していきますね。
ディーラーからの指示には従うこと!
初心者(初心者マーク)が試乗を行う際には、運転免許証の他にも「初心者マーク」を貼ることや、未成年者は親権者の同意書などが必要になります。
また、運転免許証に眼鏡やコンタクトレンズの装着条件がある人は、試乗時に忘れてしまうと試乗ができないので注意して下さい。
試乗する際には、ディーラーから求められることには必ず従うようにして下さい。
試乗時間は守ること!
ハッキリとした試乗時間は決められていませんが、試乗コースを決めているディーラーはあります。
顔見知りやお得意様は、試乗コースや試乗時間の自由度が高まりますが、初見の場合は10分~15分程度の試乗時間が一般的です。
特に人気車種の場合は、タイトな試乗スケージュールが組まれているので、ディーラーや他の人に迷惑を掛けないよう気を配って下さいね。
運転初心者(初心者マーク)はいきなり運転しないこと!
運転初心者(初心者マーク)やペーパードライバーは運転下手な人が多く、乗り慣れない車をいきなり運転するのは非常に危険です。
試乗は無理に自分が運転する必要はなく、同行者やディーラーの人に運転を任せることができます。
運転に自信がある人はいいのですが、少しでも運転することに不安を感じた場合は、恥ずかしがらずにディーラーの担当者に相談するようにして下さいね。
試乗だけの冷やかしは最大のマナー違反!
ディーラーにとって試乗で最も迷惑と感じる行為は、「試乗だけ」や「初めから買う気がない試乗」などの冷やかしです。
試乗は、貴重な時間を割いて同行してくれる訳ですから、ディーラーにとっては迷惑以外ありません。
また、本気で購入検討している人が、試乗予約がとれないケースもあるので、買う気がない試乗は完全にマナー違反にあたります。
もちろん、結果的に試乗だけになる場合もありますが、最初から買う気がないのに試乗だけをするのは絶対にしないようにして下さい。
初心者(初心者マーク)が試乗時に見るべきポイントは?
ただ単に試乗だけをしても、購入検討の参考にはなりません。
せっかく貴重な時間を使って試乗する訳ですから、有意義な試乗をすることが大切ですよ。
ここでは、初心者(初心者マーク)が、試乗時に見るべきポイントをいくつか解説していきますね。
自分にあったシートなのか?
運転しやすいかどうかは、運転席に座るだけでも感じることは可能です。
しかし、実際に車を運転することで、シートの硬さやホールド性を確かめることができます。
自分の体形がシートと合わなければ、ステアリング操作もしにくく、長距離ドライブには不向きで、腰痛や肩凝りの原因にも繋がります。
長く付き合うことになる大切な車ですから、シートとの相性を試乗で確かて下さいね。
視認性の確認をすること!
実際に車を運転することで、死角や運転時の視界などを確認することができます。
また、バックでの駐車が苦手な人は、後方やドアミラーなどが見にくい車だと、運転するのが億劫になってしまいますよね。
視認性が悪い車は、運転時のストレスにもなるので、試乗時にしっかりと確認するようにして下さい。
アクセルやブレーキ操作性は優しく扱うこと!
アクセルに少し足を置いただけでも反応したり、かなり踏み込まなければブレーキが効かないなど、車によってアクセルやブレーキのフィーリングが大きく異なります。
こればかりは慣れるしかないのですが、試乗することで感覚を確かめることができます。
試乗する際には、急発進や急ブレーキにならないように、アクセルやブレーキ操作には十分気を付けて運転して下さいね。
車両感覚を確かめること!
最近の車は流線形のデザインが多く、車両感覚が掴みにくくなっています。
車を真上から見ることができるバードビューモニター付きの車ならよいのですが、乗り慣れていない車は車庫入れも大変です。
ほとんどの場合は、運転している間に慣れてきますが、どうしてもサイズ感に違和感を感じる場合は、車種の見直しも検討することをおすすめします。
居住性や静粛性を確認すること!
足回りの硬さやロードノイズなどの騒音は、実際に走行しなければ確認することができません。
試乗する際には、エンジン音や風切音などを意識しながら運転して下さいね。
静粛性の悪い車だと、前席と後席の会話にも支障がでるので、快適なドライブができませんからね。
装備品の使い方を確認すること!
最近は多機能の車が多く、装備品の操作方法も非常に複雑になっています。
筆者にも経験がありますが、「このボタンは何ですか?」「これはどういった時に使うのですか?」など、スイッチの質問をたくさん頂いた記憶があります。
特にナビゲーションや安全機能などの操作方法は、試乗時に使い方を確認しておくとよいでしょう。
まとめ
初心者(初心者マーク)やペーパードライバーの人は、他人を同乗させて運転することにプレッシャーを感じる人が多くいます。
運転下手な人でも、お気に入りの車を購入するためには、絶対に試乗するべきです。
今回紹介した「試乗までの流れは?」を参考にして頂いて、積極的にディーラーで試乗を行って下さい。
ただし、買う気がないのに試乗だけをする行為は、ディーラーに多大な迷惑を掛けるマナー違反ですからやめましょうね!
初心者(初心者マーク)だから試乗をしないのではなく、運転下手だからこそ試乗を沢山して、お気に入りの車を見つけて下さい。