トヨタ車の残価率は高い?トヨタ車の残価率一覧まとめを徹底解説!

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2018年~2023年まで豊田章男(現トヨタ自動車会長)が会長を務めていた「一般社団法人・日本自動車工業会(JAMA)」 の市場調査では、車を所有している人の保有期間は平均で7.1年と発表されていました。

新車から7年間保有すると言うことは、3回目の車検を受ける前に売却している人が大半を占めていると言う訳です。

車の保有期間が長くなればなるほど、車の価値が急激に下落していくのが通例ですから、値落ちしない車が購入できれば、損をすることなくお得に乗れると言う訳です。

この値落ちしない車のことを「リセールバリューの高い車」や、「残価率のよい車」と言います。今回は、トヨタ車で値落ちしない車を残価率一覧を用いながら徹底解説していきます。

目次

残価率とは?

残価率とは、「(下取り・買取価格÷新車価格)×100」で算出した数字のことで、中古車の価値を指標として表しています。

例えば、新車で300万円で購入した車で、買取査定が「200万円」だったと仮定します。

(200万円÷300万円)×100=67%

残価率が67%の車となるので、5年乗ってこの数字であれば、残価率の高い車と言ってよいでしょう。

中古車業界でよく耳にする「リセールバリュー」と同じ意味合いで、残価率が高ければ値落ちしない車と言われています。

残価率の高い車の特徴は?

残価率が高く値落ちしない車には、どのような特徴があるのか?

ここでは、残価率の高い車の特徴について解説していきますね!

投資価値のある車!

残価率の高い車は、入手困難な限定車や希少性の高い車が多く、中古車の販売価格が新車価格を大きく上回るケースもあります。

例えば、トヨタ・ランドクルーザーは、過去に発売されたどのモデルであっても、高値で取引が行われています。

特にバブル期の1989年以降に販売されたモデルは、「日本で最も盗難される車」としても有名な車両です。

トヨタでは、ランドクルーザーが投資価値のある車として有名ですが、他にも「ハチロク」の名で親しまれていたトヨタ・カローラレビンやスプリンタートレノは、40年以上経った今では500万円を超える中古車があります。

輸出に強い車種!

日本では、新車から10年経過した低年式車や、走行距離が10万kmを越えた過走行車は、市場価値も低く廃車寸前の車種が多く存在しています。

しかし、日本の車は「耐久性に優れている」「メンテナンスしやすい」などから、海外では年式や走行距離に関係なく高値で取引されています。

特にディーゼルの4WD車は、輸出車両として非常に人気が高く、走行距離20万km以上でも需要があります。

トヨタで輸出に強い車種は、ランドクルーザーやハイラックスが残価率の高い車種として人気です。

アニメや映画で登場した車!

人気アニメやドラマで主人公が愛用していた車は、知名度が上がると共に中古車相場も飛躍的に上がる傾向があります。

人気アニメやドラマの影響によって、残価率が高くなった代表的なトヨタ車を紹介しますね。

  • クラウン(5代目~):石原裕次郎や松田優作が出演していた人気ドラマ「太陽にほえろ」で、主力覆面パトカーとして使用。
  • ソアラ(2代目):「浅見光彦ミステリー」で、ルポライター役の水谷豊が愛用。
  • ランドクルーザー(40系):「GOOD LUCK!」で、パイロット役の木村拓哉が愛用。
  • ハイラックス(5代目):「プライド」で、アイスホッケ選手役の木村拓哉が愛用。
  • パブリカ:「TRICK」で、大学教授役の阿部寛が愛用。
  • スプリンタートレノ(AE86):人気アニメ「頭文字D」で、主人公の藤原拓海が愛用。                                                            

ほんの一例ですが、どの作品もその時代を代表する人気アニメやドラマですね。

「太陽にほえろ」で使用されていたクラウンは、高級車にも関わらず、ドラマの影響で急激に販売台数が伸びた一台です。

また、需要が少なかったピックアップトラックも、キムタクの影響でお洒落なRV車として扱われるようになりました。

ひろし

いつの時代も人気アニメやドラマの影響は大きく、二束三文になり兼ねない旧車であっても、残価率の高い希少車に…。

残価率が高いトヨタ車ランキング!

トヨタの車が、全て残価設定が高い訳ではありません。

ここでは、残価率の高いトヨタの車をランキング形式で一覧表にまとめてみました。

残価率の高いトヨタ車を探している人は、ぜひ参考にして下さいね。

順位車種残価率
1ランドクルーザー82.71%
2アルファード81.05%
3ヴェルファイア80.78%
4カローラクロス79.64%
5ランドクルーザー プラド78.66%
6ハリアー78.64%
7ライズ ハイブリッド77.77%
8ダイナ75.01%
9ライズ ガソリン73.75%
10ヴォクシー72.64%
新車から5年経過時
参考情報
  • トヨタ残価率一覧:https://ucarpac.com/resalevalue/m001

トヨタグループは、度重なる不祥事によって、相次いで受注・生産中止に追い込まれています。

トヨタの車も例外ではなく、ディーゼル車を中心に受注・生産がストップしている状況が続いています。

車体の残価設定の高いランドクルーザーやランドクルーザープラドも、全世界で生産中止となっています。

そのため、中古車業界では、中古のランドクルーザーやランドクルーザープラドが高騰して、新車よりも高い価格で中古車が販売されています。

新車から5年が経過した車の一般的な残価率は「50%前後」と言われているので、トヨタ車の残価率が非常に高いことがよく分かります。

アルファードやハリアーなどが高すぎて購入できない人は、ランキング上位のカローラクロスやヴォクシーがおすすめです。

トヨタの残価率はなぜ高い?

先ほどの「残価率の高いトヨタ車TOP10!」で紹介した通り、トヨタ車は残価率の高い車種が豊富です。

なぜトヨタ車の残価率が高いのか?

ここでは、トヨタの残価利率が高い理由について解説していきます。

メイドインジャパン品質!

国際的な調査・コンサルティング専門機関「株式会社J.D. POWERジャパン」では、新車購入後「3年~4年半が経過したユーザー」を対象に、所有している車の不具合についてインターネット調査(日本自動車耐久品質調査)を実施しています。

その結果、メーカー別ランキングにおいて、トヨタが「マスマーケット部門・第1位」、レクサスが「総合・第1位」に輝いています。

この日本自動車耐久品質調査は、ダイレクトにユーザーの評価が得られるため、信憑性の高い品質調査と言っていいでしょう。

トヨタ車が高品質なのは既に世界中で認められており、アフリカの道なき道を快走するランドクルーザーやハイラックスの映像をよくテレビで拝見しますよね。

このような劣悪な道路環境ばかりの新興国では、20万km以上の走行距離でも壊れないトヨタ車が大人気です。

国内では価値のない過走行車や修復歴車であっても、海外での需要が高いことから、投資価値のある車として残価率が高くなっています。

参考情報
  • J.D. POWER:https://japan.jdpower.com/ja/press-releases/2021_Japan_Vehicle_Dependability_Study

知名度が高い!

トヨタは、世界新車販売台数で4年連続・世界1位に輝くなど、日本を代表する世界最大規模の自動車メーカーです。

自動車メーカーとしての知名度が高い上、メイドインジャパンの高品質が、更にトヨタのネームバリューを高めています。

トヨタの車は過走行車でも故障が少なく、特に発展途上国の中古車市場では圧倒的な人気を誇っています。

トヨタの知名度と高い信頼性は、車の残価率にも多大な影響を及ぼしています。

参考情報
  • 日本経済新聞:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFD24CS40U4A120C2000000/

豊富な車種が魅力!

トヨタは、年齢や性別を問わず、老若男女が購入しやすい豊富な車種設定も魅力です。

また、スバルやマツダのようなコアなファンは少なく、幅広いユーザーをターゲットにしているデザインなども、トヨタの魅力と言ってよいでしょう。

このような理由から、中古車販売店としてもトヨタの車は売りやすいため、必然的に残価率も高くなります。

残価率のシミュレーション比較!

トヨタの残価率について色々と解説してきましたが、他メーカーの人気車と比べて残価率がどれくらい高いのか?

ここでは、残価設定の高い「トヨタ・アルファード」と「ヴェゼル HYBRID」を、残価率5年でシミュレーションを比較してみました!

車種新車価格5年後の価値最大残価率
アルファード540.0万円~559.8万円437.7万円~453.7万円81.05%
ヴェゼル HYBRID277.9万円~341.9万円191.7万円~235.9万円69.00%
新車から5年経過時
参考情報
  • アルファード残価率:https://ucarpac.com/newcar/m001/n012#resale
  • ヴェゼル残価率:https://ucarpac.com/newcar/m003/n110#resale

上記のデータは、大手買取オークションサイト「ユーカーパック」の公式サイトを参考にさせて頂きましたが、実際の下取り・買取価格は、車種や年式などによっても異なります。

ホンダで最も残価率の高いヴェゼル HYBRIDの残価率は「69%」で、トヨタ・アルファードと比較すると低い指標に見えます。

しかし、ヴェゼル HYBRIDの69%と言う指標も、一般的には決して低い数字ではなく、アルファードの残価率が高すぎるから低く見えるだけです。

この人気2車種を比較シミュレーションしただけでも、トヨタ車の残価率が非常に高いことがよく分かりますよね。

まとめ

トヨタの残価率を一覧にして解説しましたが、ホンダで残価率トップのヴェゼル HYBRIDでさえも、アルファードの指標を大きく下回ったシミュレーション結果でした。

トヨタは殆どの車種が優れたリセールバリューで、残価設定の高い自動車メーカーと言ってよいでしょう。

値落ちしない車を探している人は、今回の残価率一覧「残価率が高いトヨタ車ランキング」を参考にして、損をしない投資価値のある車を手に入れて下さい。

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この記事を書いた人

アラサーの会社員で車やバイクが大好きです。趣味は愛車の洗車やドライブをすることです。自身の車を購入・売却の経験やメンテナンスの知識が誰かの役になれば良いな、と思いましてクルマバイバイの運営を開始しました。車のことで困ったことがあれば当サイトを参考にして頂けると嬉しいです。

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