トヨタのミニバンと言えば、「タウンエース」「ライトエース」「マスターエース」の3兄弟が有名でしたが、現在では3兄弟の派生車種として「ノア」「ヴォクシー」「エスクァイア」が、新3兄弟として認知されています。
しかし、新3兄弟の中で最も高級志向が強いエスクァイアの生産が終了してしまい、現在はノアとヴォクシーの兄弟だけが販売されています。
長兄にあたるノアは、グレードのバリエーションがヴォクシーよりも多く、一般大衆向け(ファミリー層)のミディアムミニバンとして人気を博しています。
今回は、ノアの値引き相場と値引き限界額について徹底解説していきますが、商談時の「値下げ交渉術」もあわせて紹介させて頂きます。
トヨタ・ノアのスペック情報や魅力について
トヨタ・ノアは、トヨタが主力商品として販売しているミディアムクラスのミニバンで、同じプラットフォームを使用しているヴォクシーとは兄弟車にあたります。

トヨタを代表するミニバン・ノアのスペック情報や魅力について紹介していきます。
項目 | ハイブリッド車 | ガソリン車 |
---|---|---|
グレード | HYBRID S-Z HYBRID S-G HYBRID Z HYBRID G HYBRID X | S-Z S-G Z G X |
全長 | 4,695mm | 4,695mm |
全幅 | 1,730mm | 1,730mm |
全高 | 2WD:1,895mm E-Four/4WD:1,925mm | 2WD:1,895mm E-Four/4WD:1,925mm |
室内長さ | 2,805mm | 2,805mm |
室内幅 | 1,470mm | 1,470mm |
室内高さ | 1,405mm | 1,405mm |
ホイールベース | 2,850mm | 2,850mm |
最低地上高 | 2WD:140mm E-Four/4WD:125mm | 2WD:140mm E-Four/4WD:125mm |
車両重量 | 2WD:1,630kg~1,670kg E-Four:1,680kg~1,710kg | 2WD:1,600kg~1,640kg 4WD:1,670kg~1,700kg |
乗車定員 | 7人乗り/8人乗り | 7人乗り/8人乗り |
燃料消費率 (WLTCモード) | 2WD:23.0km/L~23.4km/L E-Four:22.0km/L | 2WD:15.0km/L~23.4km/L 4WD:14.3km/L~14.4km/L |
駆動方式 | 2WD/E-Four | 2WD/4WD |
排気量 | 1,800cc | 2,000cc |
エンジン | 直列4気筒DOHC | 直列4気筒ダイナミックフォース |
燃料システム | ハイブリッド | ガソリン |
最高出力 | 98ps | 170ps |
最大トルク | 14.5kgf・m | 20.6kgf・m |
モーター最高出力 | (F)95ps (R)41ps | – |
モーター最大トルク | (F)18.9kgf・m (R)8.6kgf・m | – |
システム最高出力 | 140ps | – |
バッテリー種類 | リチウムイオン電池 | – |
- ノア(諸元表):https://toyota.jp/pages/contents/noah/004_p_001/4.0/pdf/spec/noah_spec_202204.pdf
ノアには、1,800cc直列4気筒DOHCエンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッドモデル、2,000cc直列4気筒ダイナミックフォースエンジンを搭載したガソリンモデルの2種類から選択することができます。
両モデルとも同じグレード設定で、最も価格の安いエントリーモデル「X」、充実した装備が魅力で最も人気が高い「G」、豪華装備の最上級モデル「Z」、GとZに純正エアロキットを装着したエアロモデル「S-G」と「S-Z」の、5グレードから選択することが可能です。
ガソリンモデルには、ダイナミックフォースエンジンと相性がいい「Direct Shift‐CVT(10速シーケンシャルシフトマッチ)」の設定があるので、オートマチックでありながらマニュアル操作を楽しむことができます。
ハイブリッドモデルには、トヨタ初の新ハイブリッドシステム「第5世代ハイブリッド」が採用されており、システム最高出力・140psを発揮しつつ、クラストップレベルの低燃費(23.4km/L)を実現しています。
新ハイブリッドシステムの採用によって、これまで課題とされていた発進時のもたつきが解消され、ストレスのない加速を体感することができます。
ダイナミックな走りを堪能したい人には、ガソリンモデルのエアロ仕様「S-G」か「S-Z」、静かな走りと燃費性能を求める人には、ハイブリッドモデルの中で最も人気が高い「HYBRID G」がおすすめです。



使用する目的に応じて乗車定員や駆動方式を選ぶと良いでしょう。
ノアの魅力について
迫力のあるフロントフェイスもノアの特長の1つですが、実用性を重視したシンプルなインテリアもノアの魅力です。体格の小さな人でも安全に運転ができるよう、少しの視線移動でも必要な情報が得られる工夫が随所に施されています。
セカンドシートは、7人乗り/8人乗りとも「ロングスライド」が可能で、大人が足を伸ばして寛ぐことができます。
実用面では、バックドアの開閉を車外から自動で操作できる機能をトヨタで初めて採用しています。また、手動で開けたバックドアを途中で保持することができる「フリーストップバックドア」も世界で初めて搭載しています。
その他にも、両手が塞がったままでも足先をかざすだけで開閉できるスライドドア「ハンズフリーデュアルパワースライドドア」、スライドドアと連動して出てくるステップ「ユニバーサルステップ」など、実用性の高い装備が充実しています。
安全面では、トヨタの予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」が、全グレードに標準装備されています。
高度運転支援としては、「バック駐車」「前向き駐車」「バック出庫」「前向き出庫」など、駐車するための運転をスイッチだけで操作できる「アドバンストパーク」が、オプションで搭載することができます。
また、ハイブリッドモデルには、アドバンストパークを装備している車両に限り、車外にいてもスマートフォンを使って駐車・出庫を遠隔操作できるトヨタブランド初「リモート機能」もオプションに用意されています。
このように、ノアには数多くの便利・安全機能が用意されているので、運転に自信がない人でも安全にドライブを楽しむことができます。
ノアのリセールバリューについて
中古車の価値を示す指標の1つとして、「リセールバリュー」という言葉があります。
リセールバリューは、「中古車相場÷新車価格×100=(%)」で算出することができ、この数字が高ければ高いほど価値のある中古車と言われています。



ここでは、ノアのリセールバリューについて紹介していきます。
項目 | 新車価格 | 中古車相場 | リセールバリュー |
---|---|---|---|
ノア | 1,890,000円~3,890,000円 | 128,000円~5,490,000円 | 6.8%~141% |
- ノア価格相場:https://www.goo-net.com/catalog/TOYOTA/NOAH/market/
ノアは、ファミリー層をターゲットにしていることから、中古車市場での流通量も多い反面、状態の悪い車両も多く出回っています。
そのため、良質な中古車よりも内装や外装が荒れている車両が多く、同じ年式でも中古車相場に大きな開きが生じています。
このような理由から、新古車や低走行距離車以外のリセールバリューは全体的に低く、希少性もない大衆ミニバンのため、将来的にも中古車相場が跳ね上がることはありません。
ノアを購入するなら新車と中古車どちらが良い?
ノアの新車車両本体価格は、エントリーモデルのガソリン車(X/2WD/7人乗り)が2,670,000円、最上級グレードのハイブリッド車(S-Z/E-Four/7人乗り)が3,890,000円で販売されています。
それぞれオプションパーツを購入した場合には、車両本体価格に20万円~30万円がプラスされるため、登録に必要な諸費用が加わると320万円~450万円ほどが新車購入相場になります。
ハイブリッド車には、第5世代のハイブリッドが採用されているため、従来型と比べてモーター出力が15%ほど向上しています。
トヨタの最新技術・最新装備を求める人には新車をおすすめしますが、将来的な価値を含めた場合には、新車から3年落ち程度の良質な中古車がおすすめです。
ノアの値引き限界額と値下げ交渉術を紹介!
ノアを新車で購入する際、避けては通れないのが「値引き交渉」です。ここでは、気になるノアの「値引き限界額」と、限界値引きを引き出す「値下げ交渉術」について紹介していきます。
ノアの値引き限界額について



ノアの一般的な値引き額はいくらでしょうか?



ノアを新車で購入した人の値引き状況について、「Twitterの口コミ」を元に調べてみました。
ノアの値引き額について調べましたが、Twitterの口コミで最も多い値引き額は「30万円~40万円」で、想像していたよりも値引き額が大きいように感じます。
値引きが大きい理由としては、新車登録台数でライバル車の日産・セレナやホンダ・ステップワゴンに後れを取っていることも影響しています。
今回の調査では、ハイグレードのノアでも40万円を超える値引き額を得た人は極めて少ないことから、車両単体購入の値引き限界額は「40万円」が妥当な金額です。
ノアの値下げ交渉術について
ノアの新車購入時に、値引き額の限界額を引き出す「値下げ交渉術」について紹介していきます。
- オプションパーツ購入で、値引き限界額を引き出す!
- ライバル車との相見積もりは避ける!
- 納車遅延を値引き交渉に用いる!
ノアには、あったら便利なオプションパーツが揃っています。
例えば、足先をかざすだけでスライドドアの開閉ができる「ハンズフリーデュアルパワースライドドア」や、ボディ側面のスイッチ操作でバックドアの開閉ができる「パワーバックドア」などがセットになっている「快適利便パッケージ」があります。
これらのオプション装備は、下取りに出す際にもプラス査定の評価が得られる加点装備ですから、予算に余裕がある場合には、新車購入時に付けたい贅沢品です。
オプションパーツの購入費用については、車両購入費用とは別で値引き交渉ができるため、車両の付加価値として購入することをおすすめします。
まずは、車両価格で35万円以上の値引きを引き出し、オプションパーツ購入費用で5万円~10万円の値引きを勝ち取ることが理想です。値引き交渉術としては、「車両値引き」と「オプションパーツ購入値引き」を「別々で交渉」することが重要です。
Twitterの口コミにもありましたが、ライバル車(特にステップワゴン)を相見積もりの引き合いに出しても、あまり効果がありません。恐らく、全体的にホンダ車の値引きが渋いため、ノアの限界値引きに遠く及ばないからです。
例えば、ステップワゴンの見積書(値引き額・25万円)で相見積もりをした場合、ノアの商談時に「では、私共は30万円の値引きをさせて頂きます」と言われたらどうでしょう。
ステップワゴンよりも多い値引き額を勝ち取ったとしても、ノアの値引き限界額からは遠く離れています。これでは、せっかく相見積もりを行っても、時間と労力が無駄になるだけです。
ノアで限界値引きを狙う場合には、同系列店(ノアもしくはヴォクシー)で、相見積もりを行うのが理想的な方法です。
ノアはトヨタ全店舗で取り扱われているため、それぞれの店舗で「これが限界です」と言われるまで値引き交渉を行って、最終的に最も値引き額が大きな店舗で煮詰めることをおすすめします。
自動車業界全体で納期遅延が起こっていますが、ノアも例外ではなく、公式サイトによると注文から工場出荷まで「6ヵ月以上」と記されています。
一般的な納車の流れは、契約→生産→出荷→販売店に輸送→販売店搬入→オプションパーツ取付→納車点検・納車準備→納車ですから、実際にノアが納車されるのは工場出荷時期から更に延びる計算になります。
仮に2022年12月中に契約を行った場合、ノアが納車されるのは最短でも2023年7月頃となります。半年以上の納期を快諾することと引き換えに、値引き額をもう少し頑張るよう交渉するようにして下さい。
良質な値引き中古車を探す方法は?
良質な値引き中古車を探す方法はある…?



もちろんです。ここでは良質な値引き中古車を見つけるために便利なサービスを紹介していきます!
【結論】ズバブーン.jpを利用するのがおすすめ!
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中古車値引きの3原則



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- 値引き相場を把握したうえで交渉に臨む
- 予算を正直に伝える
- 競合車を兼ね合いに出す
値引き相場を把握したうえで交渉に臨む
中古車販売店は基本的に値引きはしないスタンスが前提にあります。中古車の場合は限られた利益のなかから店舗側は値引きをすることになるため大きな値引きは期待できません。もし値引き交渉をするとしても販売額の5~8%程度が値引きの限度ではないでしょうか。
予算を正直に伝える
中古車販売店は値引きしないスタンスがほとんどなので、もし希望の金額とマッチしない場合は、正直に購入予算を伝えることが重要です。そうすることで営業マンは予算の範囲内に収める努力をしてくれる可能性が高くなります。
競合車を兼ね合いに出す
もし他店の見積もり書があれば、その見積もり書を提示しつつ値引き交渉をする方法があるので、頭の片隅に入れておくと良いでしょう。ただ無茶な値引きは中古車販売店側を困らせるだけでなく逆効果なので「この金額であれば購入する」という明確な意思表示を示すことが重要です。
新車が欲しいという人はカーリースという手段もおすすめ!
せっかくなら中古ではなく新車が欲しいな…。



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具体的におすすめのカーリースはこちらになります!
ニコノリカーリース


項目 | 内容 |
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運営会社 | 株式会社レンタス |
設立 | 2008年12月 |
本社 | 神奈川県横浜市港北区新横浜2-6-1 アーバス新横浜8F |
公式サイト | https://www.niconori.jp/ |
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リースナブル


項目 | 内容 |
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運営会社 | 株式会社三和サービス |
設立 | 2001年8月 |
本社 | 愛知県名古屋市西区上小田井1-43-2 |
公式サイト | https://leasonable.com/ |
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KINTO


項目 | 内容 |
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運営会社 | 株式会社KINTO |
設立 | 2019年1月 |
本社 | 愛知県名古屋市中村区名駅4-8-18 名古屋三井ビルディング北館14F |
公式サイト | https://kinto-jp.com/ |
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まとめ
今回の記事では、トヨタを代表するファミリーミニバン「ノア(NOAH)」の値引きについて徹底解説してきました。
ノアは、子育て世代のファミリー層から高い支持を受けていますが、小さなお子様を乗せる機会が多いことから、セカンドシートやフロアの汚れが酷い車両もたくさん出回っています。ノアの中古車を購入する場合には、特に内装やインテリアを中心に下見を行って下さい。
新車を購入する場合は、走行性能と燃費性能に優れている「第5世代ハイブリッド搭載モデル」がおすすめです。ハイブリッド車は、トヨタが力を注いでいる主力モデルで、車両価格も高いことから、大きな値引き幅が期待できる車種です。
今回紹介した記事を参考にして頂き、値引き限界額にチャレンジして下さい。