ベンツと言えば、車に興味がない方でも知っているドイツの輸入車ですが、新車では500万円以上するベンツが、中古車市場では驚くほど安い価格で買うことができます。
なぜ高級車のベンツが安いのか?安いのには何か理由があるのか?など、ベンツの中古車が安い理由について徹底解説していきます。
今回の記事を最後まで読んだ頃には、中古車のベンツが欲しくなっているかもしれませんよ。
中古車ベンツの魅力
ベンツと言えば、世界中のセレブが愛用している超高級輸入車のイメージが強いのですが、ドイツ国内ではタクシーや救急車にベンツが利用されるなど、逆に日本車のレクサスの方が高級車と感じているドイツ国民は少なくありません。
日本国内でのベンツの評価は、輸入車の中でも特に人気が高く、日本自動車輸入組合の2022年・輸入車新規登録台数でも、BMWが前年度を割り込む中、ベンツは8年連続で首位に君臨し続けています。
新車だけではなく、中古車のベンツも非常に人気が高く、その理由としては新車価格が高額にも関わらず、安い価格で購入できるからです。
また、以前のベンツはセダンやステーションワゴンが主力でしたが、コンパクトなAクラスやSUVのGクラスなど、日本向けのモデルが増えたことで、中古車市場のベンツ人気が活発になっています。
このように6種類のクラスに加えて、車種のバリエーションも多いことが、中古車ベンツの魅力にもなっています。
Aクラス
Aクラスは、ベンツの中で特に小さな普通車で、FRが主流だったベンツで初めてFF車として誕生したモデルです。Aクラスには、ハッチバックとセダンの2タイプが用意されていますが、ハッチバックタイプが人気の中心です。
ボディサイズは、日本の道路環境に適したコンパクトサイズで、ベンツとしてはリーズナブルな価格設定も後押しして、女性を中心に順調に売り上げを伸ばしています。
Bクラス
Bクラスは、Aクラスのワンランク上のタイプですが、ボディサイズは全高が高いだけでそれほど大差はありません。
ただ、ステーションワゴン風のハッチバックタイプのため、解放感のある居住空間と広いラゲッジスペースが魅力のモデルです。小さなお子様がいる女性や、アウトドアが好きな方には、Bクラスがおすすめです。
Cクラス
Cクラスは、2ドアクーペからオープンタイプまで、4種類のボディタイプが用意されています。ほどよい大きさのサイズのため、日本で最も売れているベンツと言われています。
いわゆる「高級車」と認識されるベンツはCクラスからで、インテリアの作りは上位クラスと変わらない質感があります。運転のしやすさを求めるなら、Cクラスがおすすめです。
Eクラス
個人的に最も好きなのがEクラスで、フラッグシップモデルのSクラスにも、引けを取らない高級感溢れるモデルです。ボディタイプは、Cクラスと同じ4種類が用意されており、安全機能なども申し分ない装備が備わっています。
ただし、このクラスになると、新車では1,000万円前後する価格のため、誰もが買える値段ではありません。Eクラスに乗ってみたい方は、中古車でも十分に素晴らしさを体感することができます。
Sクラス
Sクラスは、ベンツの最上級モデルで、圧倒的な存在感を放っている「ザ・高級車」です。走行性能もスポーツカー並みの高性能エンジンが搭載されていますし、広い後席は居住性・快適性に富んでいます。
安全性能でも最先端技術がふんだんに盛り込まれているので、文句のつけようのない高級車です。新車では1,000万円以上する高級車ですから、一般の方が簡単に買える車ではありません。
Gクラス
Gクラスは、日本でも大人気のSUVタイプで、悪路走行が可能なモデルです。
ただ、ランドクルーザーほどのオフロード性能ではないため、どちらかと言えば、オンロード車にオフロード性能を加えた感覚が良い表現かもしれません。都会派の方には2WD、雪が多い地域の方には4WDのGクラスがおすすめです。
中古のベンツが安い理由
輸入車は、ベンツに限らずほとんどのメーカーの中古車が、安い価格で取引が行われています。
車に乗っている方で、輸入車のイメージを聞くと「高級車」が真っ先に出てきますが、次に出てくるのが「壊れる」ではないでしょうか。輸入車は乗ってみたいけど、壊れるからと言う理由で、手を出さない方が多くいます。
ただ、最近のベンツは昔ほど壊れるイメージではなく、状態の良い中古車であれば怖がる必要はありません。ここでは、中古のベンツが安い理由について説明していきます。
3種類の中古車が存在する
通常の輸入車には、「ディーラー車」と「並行車」の2種類が中古車市場に出回っていますが、ベンツの場合はディーラー車の中にも「ベンツ認定中古車」と「一般のディーラー車」があります。
そのため、「ベンツ認定中古車」「一般のディーラー車」「並行車」の3種類が、中古車として流通しています。この3種類を簡単に説明させて頂きます。
- 認定中古車:ベンツの高い独自基準をクリアした高品質の正規ディーラーの中古車。
- 一般ディーラー車:正規ディーラー車ですが、ベンツの認定を受けていない一般の中古車。
- 並行車:メルセデスベンツ日本を介さずに輸入車されたベンツの中古車。
ベンツ認定中古車は、メルセデスベンツ日本の公式サイト内に、認定中古車の専用サイトが設けられています。
認定中古車は、厳しい基準をクリアした正規中古車のため、高品質ですが価格が高く設定されています。
また、ディーラー車でも認定を受けていない中古車は、認定中古車よりも全体的に安い価格で市場に出回っていますが、品質にはムラがあります。
並行車は、ディーラーを介さず販売された車なので、日本に適した装備がついていないなど、数々の問題があります。そのため、故障した際にはディーラーでは修理ができないため、中古車業界でも並行車は安い価格で取引が行われています。
中古ベンツが安い理由としては、認定中古車よりも価格が安い一般ディーラー車や並行車の割合が中古車市場に多いからです。
中古車市場が飽和状態
輸入車新車登録台数が日本一のベンツですが、新車が多く出回ることで、中古車になるベンツもそれだけ多いと言うことになります。
ただ、先ほども説明しましたが、中古車のベンツを購入する日本人が少ないため、中古車市場にベンツの中古車が過剰在庫として溢れています。
そのため、中古車市場でのベンツの価値が下がることで、必然的に中古車のベンツが安くなってしまいます。
中古車のベンツはどこに?
先ほどの続きになりますが、中古車市場で溢れているベンツの中古車は、店頭に並べても長期在庫になるばかりで、在庫金利だけが掛かっていきます。
そのため、顧客がつかない中古車のベンツは、中古カーリースで利用したり、最悪の場合には輸入車なのに海外へ輸出されるケースさえあります。
このような状態のため、ベンツ中古車の価値が下がるばかりで、コロナ感染症の影響や若者の自動車離れが進む我が国では、ベンツ中古車の価値が上がる見込みがありません。
ベンツを中古で購入する際のメリット・デメリット
ベンツを中古で購入する際のメリット・デメリットを紹介します。
メリット
- 国産車以上の充実装備車を安い価格で手に入れられる。
- 快適な乗り心地が体感できる。
- 優越感に浸れる。
- 部品供給に困らない。
- 購入価格がとにかく安い。
- 貴重なモデルのベンツが買える。
メリットですが、もともと新車価格が高額なベンツですから、国産車よりもあらゆる装備が充実しているので、安い中古車のベンツであれば、価格以上の価値を得ることができます。
ベンツの性能はF1でも実証済ですが、エンジンや足回りまたはシートなどに開発費のほとんどを費やしています。そのため、ベンツに乗るとその快適さに驚くばかりで、安い価格で高級車に乗れることを考えるとメリットしかありません。
一般の方で中古車ベンツの価格を知っている方は、ほとんどいませんから、ベンツに乗っているだけで優越感に浸ることができます。また、大きな道路の割り込みでも、ベンツならほとんどの車に邪魔されることなく、車線に入ることができます。
輸入車は、故障しても国産車と同じで修理することには困りませんが、部品の調達がしにくく、海外から取り寄せることも珍しくありません。
その点、ベンツは部品の流通量も豊富ですから、故障した際でも部品調達に困ることがありません。多くのリビルト品も出回っているので、修理費用も大きく抑えることが可能です。
新車で1,000万円ほどのベンツでも、5年落ちなら半値ほどで良質な中古車を買うことができます。また、高年式車でも走行距離が50,000kmを超えてしまう中古のベンツは、新車価格の30%~40%ほどで購入することができます。
既に生産中止になった貴重なベンツでも、中古車なら購入することも可能です。新車では絶対に買うことができない、昔のベンツは中古車ならではのメリットです。
デメリット
- 認定中古車は高すぎる。
- 成金に思われる。
- 修理代が掛かる。
- 下取り価格に期待が持てない。
デメリットですが、認定中古車は高品質ですが、一般的な相場よりも高い価格設定がされており、中古車ですが割安感を感じることができません。
ベンツに乗っているだけで、「ガラが悪く見える」「成金に見える」「調子に乗っている」など、印象はあまり良くないかもしれません。
中古車のベンツは、国産車よりも安いはずですが、世間のベンツに対する妬みや嫉妬が強いのかもしれません。先ほど、修理では部品には困らないと言いましたが、修理代は国産車よりも高くつきます。
そもそも国産車よりも部品代が1.5倍~2倍するのと、作業に特殊な工具を使うことが多いため、作業工賃も国産車よりも割高です。ベンツを安く買っても、修理ばかりをしていると、何のために安いベンツを中古で買ったのか?分からなくなります。
新車でも5年後には半値以下になるベンツですから、安い中古車のベンツを買っても、乗り換えるときの下取りの価値はないに等しいかもしれません。年式や走行距離が進むほど、値落ち率も大きくなるので、買取や下取りの期待はしない方が良いでしょう。
安い中古のベンツを探している人におすすめ車種3選
初めてベンツを買う方でも、安心して乗ることができる「おすすめのベンツを3種類」を紹介させて頂きます。
A200d
ベンツA200dは、ハッチバックタイプのディーゼル車で、女性にも運転しやすいコンパクトボディが特徴です。
ディーゼル車のため、中古車でも壊れにくく、新車価格も400万円台ですから、ベンツとしてはリーズナブルな価格設定のモデルです。また、ベンツでは珍しいFF車なので、国産車に乗る感覚で運転することができます。
ベンツのディーゼル車はガソリン車並みに静かですし、軽油はガソリンよりも燃料代も安く、燃費性能にも優れています。初めてベンツを購入する方には、リーズナブルな価格でおすすめです。
GLB200d
コンパクトSUVのGLAと同じプラットフォームを採用しているベンツGLB200dは、輸入車としては初の7人乗りSUVです。
日本でもSUVが爆発的な人気を博していることで、GLBも2020年には輸入車モデル別販売台数・2位になるなど、国内でも人気が高いモデルです。
パワーやトルクを必要とするSUVですから、GLBもガソリン車よりはトルクフルなディーゼル車の200dを選びました。アウトドアやロングドライブを楽しみたい方に、中古のベンツGLB200dをおすすめします。
E250アバンギャルド
ベンツの中で、世界的に最も人気が高いモデルがEクラスです。Eクラスは、古いモデルでも人気が高く、相場が落ち着いた旧モデルのW212型が中古車では狙い目です。
W212型のEクラスは、最上級モデルのSクラス並みの高級装備に加えて、E250は「直列4気筒ターボエンジン」、E300は「V型6気筒エンジン」で、最高出力252psを発揮します。
ベンツの中で最もラグジュアリーなモデルと称されるEクラスは、高級車と走行性能の両方を楽しめるモデルです。今回は、旧モデルの中でも、安全装備が向上した2014年式~2018年のE250アバンギャルドの中古車相場を調べました。
新車では700万円を超える高級車のEクラスですが、中古車では50%を切る価格で購入することができます。ベンツの優越感に浸りたい方に、Eクラスの中古ベンツはおすすめです。
中古のベンツを購入するときの注意点と選び方
中古のベンツを購入するときは、購入する店舗選びが重要です。予算に余裕がある方は、「認定中古車」を購入するようにして下さい。認定中古車で購入すると、ベンツ専用の中古車保証が受けられるサービスがついてきます。
万が一、トラブルに見舞われても24時間の無償サポートをしてくれるので、ロングドライブでも安心して楽しむことができます。予算が少ない方は、ディーラー車の中古車であれば問題ありません。
できれば輸入車を専門に扱っている輸入中古車販売店か、ドイツ車を専門に扱っている販売店を選ぶようにして下さい。
輸入車を多く扱っている販売店であれば、故障した際の対応もしっかりしているはずです。中古のベンツを購入するときには、以下の点に注意して下さい。
- 整備履歴が残っている記録簿がある。
- 過走行距離車の購入は避ける。
- 古い年式はできるだけ避ける。
- エアコンの動作確認を行う。
- ミッションやエンジンの調子を見る。
上記の他にも、注意する点はたくさんありますが、特に重要な点だけを挙げさせて頂きました。特に整備記録簿は重要で、「いつ」「どの部品を」「交換?清掃?」など、整備履歴の確認ができるからです。
過走行車の中古ベンツは、エアコンやミッションの不具合が必ず発生するので、整備履歴で修理が済んでない場合は、購入を避けるようにして下さい。
また、止まった状態でエンジンを始動させて、オートマティックを「P→D」に入れたときに、大きなショックを感じるようであれば、購入するのを控えて下さい。
購入後にオートマティックが故障する恐れがあるので、エンジンやミッションで気になる点がある場合は、購入を見送るように注意して下さい。
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まとめ
ベンツの中古車が安い理由やおすすめの車種について紹介してきましたが、安いからと言ってベンツの中古車が悪い訳ではありません。
しっかりとした販売店を選ぶだけでも、品質の良い中古のベンツに出会うことができます。輸入車に乗ってみたい方や、ベンツに憧れている方は、勇気を出して購入してみて下さい。1度乗ったら感動することばかりですから、たくさんの方にベンツの良さを知って頂けたらと思います。
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