ハイエースは、日産キャラバンと共に日本の大型ワンボックスクラスを牽引し続けている人気車種ですが、国内に限らず海外でも不動の人気を誇っています。
特にハイエースバンは、エンジンの整備性や耐久性に優れていることから、年式や走行距離に関係なくディーゼル車が新興国を中心に輸出されています。
そのため、ハイエースはリセールバリューが高い人気車種で、安く購入するためには値引き交渉テクを身に着ける必要があります。
今回は、ハイエースを少しでも安く購入するための値引き交渉テクや、値引き限界額について徹底解説していきます。
トヨタ・ハイエースのスペック情報について
ハイエースは、トヨタが1967年から販売しているキャブオーバー型の商用車で、3ナンバーの乗用タイプもあります。ルーフ形状やフロア形状が豊富なため、様々な職種で使用されています。
大型ワンボックス車として、絶大な人気を誇っていましたが、アルファードの販売が開始されてからは乗用タイプの需要が減っています。
それでは、ハイエース(ワゴン/バン)のスペック情報を紹介していきます。
項目 | ワゴン | バン |
---|---|---|
グレード | グランドキャビン GX DX | スーパーGL ロング DX スーパーロング DX ロング |
ボディ幅 | ワイド | 標準 ワイド |
ルーフ形状 | ミドル/ハイ | 標準 ミドル/ハイ |
フロア形状 | 標準 | 標準 ジャストロー |
全長 | 4,840mm~5,380mm | 4,695mm~5,380mm |
全幅 | 1,880mm | 1,695mm~1,880mm |
全高 | 2,105mm~2,285mm | 1,980mm~2,285mm |
室内長さ | 3,525mm~3,715mm | 1,480mm~3,540mm |
室内幅 | 1,695mm~1,730mm | 1,520mm~1,730mm |
室内高さ | 1,390mm~1,565mm | 1,170mm~1,635mm |
ホイールベース | 2,570mm~3,110mm | 2,570mm~3,110mm |
最低地上高 | 175mm~185mm | 185mm~195mm |
車両重量 | 1,930kg~2,150kg | ガソリン:1,630kg~1,890kg ディーゼル:1,800kg~2,040kg |
乗車定員 | 10人乗り | 2/5人~3/6/9人 |
燃料消費率 (WLTCモード) | 8.1km/L~8.5km/L | ガソリン:8.8km/L~9.3km/L ディーゼル:11.7km/L~12.5km/L |
駆動方式 | 2WD/4WD | 2WD |
排気量 | 2,700cc | ガソリン:2,000cc/2,700cc ディーゼル:2,800cc |
エンジン | 直列4気筒 | ガソリン:直列4気筒 ディーゼル:直列4気筒ターボ |
最高出力 | 160ps | ガソリン:136ps/160ps ディーゼル:151ps |
最大トルク | 24.8kgf・m | ガソリン:18.6kgf・m/24.8kgf・m ディーゼル:30.6kgf・m |
登録ナンバー | 3ナンバー | 1ナンバー 4ナンバー |
ハイエースワゴン(諸元表):https://toyota.jp/pages/contents/hiacewagon/005_p_014/4.0/pdf/spec/hiacewagon_spec_202204.pdf
ハイエースバン(諸元表):https://toyota.jp/pages/contents/hiacevan/005_b_023/4.0/pdf/spec/hiacevan_spec_202204.pdf
ハイエースは、バスや送迎車に使用する14人乗りのコミューター(特装車)、3ナンバーの乗用タイプ(ワゴン)、1ナンバーまたは4ナンバーの貨物車(バン)から、車種を選択することができます。
ハイエースワゴンは、エントリーモデル「DX」、主要な装備が備わっている「GX」、最上級グレード「グランドキャビン」の3種類からグレードを選択できます。
ハイエースバンは、エントリーモデル「DX」、最上級モデル「スーパーGL」の2種類から選択することができます。
2種類のグレードしか選択できないハイエースバンは、事業用の商用車として使用されることが多く、標準ボディの4ナンバーのほかに、様々なボディ形状を自由に選べる1ナンバー車も選択できます。
ハイエースワゴンは、2,700cc直列4気筒ガソリンエンジンが搭載されていますが、ハイエースバンには、2,000ccと2,700ccの直列4気筒ガソリンエンジンのほかに、トルクフルな2,800ccディーゼルターボエンジンが用意されています。
ハイエースバンは、色々なバリエーションから選べるため、商用目的ではなく、自家用車として一般の人が購入するケースも増えています。
通勤やレジャーをメインに使用する人には、装備が充実している「GX」がおすすめですが、キャンピングや趣味で使用することが多い人には、装備が充実している貨物車「スーパーGL」を選択すると良いでしょう。
スーパーGLを選択する人には、燃費性能とハイトルクが魅力のディーゼルエンジンを搭載した4ナンバー車(標準ボディ)をおすすめします。
ハイエースの魅力
ハイエースは、優れた耐久性と大空間が最大の魅力で、日本のみならず海外でも高い評価を得ているワンボックス車です。
特に劣悪な道路環境が多い新興国では、ハイエースは絶大な人気を誇っており、中東・アフリカ・南米を中心に多くの国々で利用されています。
ハイエースワゴンは、従来よりもボディ形状が大幅に変更されており、全幅1,880mmのワイドボディ一に統一されています。上級モデルのグランドキャビンは、国内最大級のサイズ(全長5,380mm)で、室内長さは3,500mmを超える大空間です。
また、ハイルーフを選択すると、室内の高さが1,565mmもあるため、背の低い人なら立って移動できるほどの空間があります。
ハイエースのもう1つの魅力は、クラストップレベルの安全性能を搭載していることです。
死角を減らす装備として、車両後方を監視する「デジタルインナーミラー」、車両全体をマルチインフォメーションディスプレイに映し出す「パノラミックビューモニター」、前後方の静止物を検知する「パーキングサポートブレーキ」など、最先端の安全装備がハイエースには搭載されています。
安全評価としてもセーフティ・サポートカー「サポカーSワイド」、予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」も搭載されていますから、十分な安全性能を備えています。
ハイエースのリセールバリューについて
ハイエースの価値を示す「リセールバリュー」を、グーネットの価格相場を使って算出しました。
車両 | 新車価格 | 中古車相場 | リセールバリュー |
---|---|---|---|
ハイエースワゴン | 1,390,000円~4,170,000円 | 370,000円~ 8,380,000円 | 27%~200% |
ハイエースバン | 1,150,000円~4,190,000円 | 350,000円~10,898,000円 | 30%~260% |
- ハイエースワゴン価格相場:https://www.goo-net.com/catalog/TOYOTA/HIACE_WAGON/market/
- ハイエースバン価格相場:https://www.goo-net.com/catalog/TOYOTA/HIACE_VAN/market/
リセールバリューは、「中古車相場÷新車価格×100=(%)」で算出することができます。
ハイエースは、非常に人気がある車種の一方で、日本で最も盗難される車として「7年連続ワースト1」に挙げられています。
盗みたくなるほど世界中で注目を集めているハイエースは、リセールバリューが示す通り、中古車としての価値が高いことが分かります。
ハイエースを購入する際には、リセールバリューが最も高いハイエースバン「スーパーGL」をおすすめします。
ハイエースを購入するなら新車と中古どちらが良い?
新車価格は、ハイエースワゴンが290万円~400万円、ハイエースバンが240万円~380万円ほどです。
新車価格では、ハイエースワゴンの方が高く、中古車市場ではハイエースバンの方が人気があります。
リセールバリューの低いハイエースワゴンを新車で購入するよりは、リセールバリューが高いハイエースバンの中古車を購入する方がお得です。
新車に拘りがない人は、良質なハイエースバンの購入をおすすめします。
ハイエースの値引き限界額と値引き交渉テク
ハイエースの気になる「値引き限界額」と、少しでも安くハイエースを購入するための「値引き交渉テク」について紹介していきます。
ハイエースの値引き限界額
気になるハイエースの値引き状況を調べるため、Twitterの口コミ投稿を参考にしてみました。
実際にハイエースの新車購入で、値引き交渉をした人の口コミ投稿を一部紹介させて頂きます。
ハイエースの値引き額は、Twitterの口コミを見る限りでは「35万円~50万円」が、最も多い値引き額でした。
今回調べた中では、オプションパーツの値引きを含めて「65万円」の値引き額が最も高く、60万円を超える値引き額がほとんどいませんでした。
このようなことから、ハイエースの値引き限界額は「60万円台」が、妥当なラインだと考えられます。
商用車としての需要が高いハイエースは、新車価格の高いハイエースワゴンの方が、値引き限界額を引き出しやすいのかもしれません。
ハイエースの値引き交渉テク
ハイエースの新車を少しでも安く購入するためには、以下の「値引き交渉テク」を試して下さい。
- ハイエースバンより、ハイエースワゴンを狙う!
- 同系列店で、ハイエースバンとハイエースワゴンの相見積もりを行う。
- 安く買うならガソリン車を狙え!
新車で購入する場合は、車両価格が高いハイエースワゴンの方が、値引き交渉しやすい傾向にあります。
ハイエースバンのほとんどは、商用車として使用されていますが、荷物の積み下ろしがしやすいことから、趣味やアウトドアで使用する目的で、一般の人が購入するケースが増えています。
そのため、ハイエースワゴンよりもハイエースバンの方が需要が多い反面、値引きが渋い傾向にあるので、限界値引きを誘発するならハイエースワゴンをおすすめします。
基本的な値引き交渉術として、複数の見積書で値引き額を競わせる「相見積もり」と言う方法があります。
通常の相見積もりは、ライバル車(日産キャラバン)の見積書を使いますが、ハイエースの場合は同じ系列会社で競わせるのが理想的です。
例えば、A社ではハイエースワゴンの見積書を、B社ではハイエースバンの見積書を取得する。A社とB社の見積書を持参して、契約予定のC社で限界値引きを目指して、根気強く値引き交渉を行って下さい。
ハイエースは単価も高く、事業車としてリピート率も高いので、無理をしてでも囲い込みたい顧客なのでこうした交渉が有効です!
ハイエースバンを購入する人は、ガソリン車とディーゼル車から選ぶことができます。
ハイエースバンのディーゼル車は、ハイエースの中でも特に人気が高い車種で、販売側も無理に大きな値引きをしなくても売れます。
逆にガソリン車のハイエースバンは、商用車として利用するには「耐久性」「燃費性能」「燃料代」などのコスパが悪く、車両本体価格も安いことから、TOTAL的にはディーゼル車よりも安く購入することができます。
ディーゼル車に拘りがない人には、安く購入できる「ハイエースバンのガソリン車が狙い目」の車種です。
いきなり新車購入はリスク!気になる車があったらまずは試乗がおすすめ!
あの車が気になるから購入したいな・・・。
試乗をせずにいきなり購入するのは後から後悔するかもしれないのでNG!
多くの人はインターネットなどの情報をもとにある程度欲しい車種は絞り込んでいますよね。
ただ新車・中古に限らず1度も乗ったことがない車をいきなり購入するのは実はかなり危険です。
- 自身の運転スキルに見合わない車で運転がしにくかった
- 家族構成、ライフスタイルにマッチしてなかった
- インターネット上の情報と異なっていた
車は一生に数回あるかの大きな買い物と言われてます。
その大きな買い物をする際に、インターネット上の情報を鵜呑みにして、実際に試乗をしないと購入後に後悔してしまう可能性が大きいです。
そんなときは、購入前に試乗をしてみることで、後悔するリスクを無くすことができるでしょう。
無料で気になる車種に試乗ができる「楽天Car試乗」がおすすめ!
でもどうやって気になる車に試乗すればいいの・・・?
楽天Car試乗を使えば簡単に最寄りの販売店に試乗予約をすることができますよ!
この「楽天Car試乗」は楽天グループ株式会社が運営しています。
希望のメーカーの車種をスマホからカンタンに試乗予約をおこなうことができるサービスです。
また試乗をするときの費用は一切かからないので、まずは気軽に試乗ができるので安心です!
楽天Car試乗の公式サイトより希望のメーカー・車種を選択して、必要事項を入力します。
最寄りの販売店から確認の連絡(電話orメール)があるので、試乗の日時を予約します。
予約した販売店に行き、予約した車種の試乗をおこないます。
試乗後に販売店にて試乗後の感想のヒアリングや商談が行われるかもしれませんが、実際に乗ってみて気に入ったらそのまま購入の手続きをしても問題ありません!
各メーカーの対象地域はこちら
メーカー | 地域 |
---|---|
トヨタ | 北海道 / 岩手 / 茨城 / 栃木 / 群馬 / 山梨 / 京都 / 大阪 / 和歌山 / 鳥取 / 島根 / 山口 / 愛媛 / 福岡 / 長崎 / 熊本 / 鹿児島 |
日産 | 埼玉 / 千葉 / 新潟 / 長野 / 静岡 / 愛知 / 岡山 / 徳島 / 愛媛 |
ホンダ | 宮城 / 秋田 / 福島 / 茨城 / 栃木 / 群馬 / 埼玉 / 千葉 / 東京 / 神奈川 / 新潟 / 岐阜 / 静岡 / 愛知 / 三重 / 大阪 / 和歌山 / 広島 /山口 / 福岡 / 大分 |
マツダ | 千葉 |
ダイハツ | 埼玉 / 新潟 |
メルセデス・ベンツ | 静岡 |
BMW | 東京 / 神奈川 / 静岡 / 大阪 |
MINI | 東京 / 神奈川 |
ボルボ | 千葉 / 神奈川 |
上記の表にあるメーカーはそれぞれ記載の地域で試乗予約をおこなうことができます。
良質な値引き中古車を探す方法は?
良質な値引き中古車を探す方法はある…?
もちろんです。ここでは良質な値引き中古車を見つけるために便利なサービスを紹介していきます!
【結論】ズバット車販売を利用するのがおすすめ!
良質な値引き中古車(掘出し物)を見つけるには、結論からお伝えすると「ズバット車販売」という中古車提案サービスを利用するのがおすすめです。
ズバット車販売というサービスはどういった内容なの?
ズバット車販売のサービスは株式会社Bangが運営するサービスです。サービスの内容は中古車大手ネクステージと提携しており、あなたの希望条件にマッチした良質な中古車を無料で紹介してくれます。
使い方は非常にシンプルで、公式サイトから無料登録をして、あとは希望にあった車の紹介を待っているだけでOKです。
忙しい方でもたった無料登録をするだけで希望にあった中古車を見つけることができるのでネット上の膨大な情報から希望にあった車を探す手間が省けます。
さらにズバット車販売をおすすめする最大の理由は、「ネットには出回らない非公開車両を紹介してくれる」からです。
実際に私たちがインターネット上で探すことができる中古車は、中古車市場全体の「ごく一部」と言われています。
ほとんどがネット上には流通しない非公開車両であるため、「ズバット車販売」を利用することで、あなたが本当に求めていた条件の1台が見つかりやすくなります。
さらにズバット車販売では事故歴や修復歴のある車の紹介はないので、車にあまり詳しくない方でも安心して利用することができます。
中古車探しを検討している方は、登録も利用も無料なので、ズバット車販売を試してみるのがおすすめです!
- 中古車販売大手のネクステージと業務提携をしている
- 中古車市場に出回るまえの貴重な車両を紹介してもらえる
- 高年式車や新古車の在庫が豊富!全国3万台の在庫(*1)
- 国産車最長10年保証(*2)
- 事故車や修復歴車の紹介はないので安心
- 1新古車とは、届出済未使用車・登録済未使用車のこと。新車よりも安く、中古車よりも状態が良いのが特徴です。
- 2ご加入の条件・料金は車種・年式・走行距離によって異なります。
ズバット車販売に関するよくある質問
- なんで無料で利用ができるの?
-
提携業者からの広告費でズバット車販売が運営されているためサービス利用料は無料です。
- 車に詳しくなくても安心して利用できる?
-
ズバット車販売では車探しのプロが丁寧にあなたの希望条件にあった高品質な中古車を責任もって探してくれます。またどんなに些細な悩みでも気軽に相談することも可能です。面倒な押し売りなどはないので安心して利用することができます。
- 車選びのときに、試乗できますか?
-
基本的には試乗はできませんが店舗によっては店舗敷地内での試乗ができるケースが一部ありますので詳しくはスタッフに問い合わせください。
中古車値引きの3原則
ズバット車販売で希望の車に巡り合えたら、以下の中古車値引きの3原則を思い出してくださいね!
- 値引き相場を把握したうえで交渉に臨む
- 予算を正直に伝える
- 競合車を兼ね合いに出す
値引き相場を把握したうえで交渉に臨む
中古車販売店は基本的に値引きはしないスタンスが前提にあります。中古車の場合は限られた利益のなかから店舗側は値引きをすることになるため大きな値引きは期待できません。もし値引き交渉をするとしても販売額の5~8%程度が値引きの限度ではないでしょうか。
予算を正直に伝える
中古車販売店は値引きしないスタンスがほとんどなので、もし希望の金額とマッチしない場合は、正直に購入予算を伝えることが重要です。そうすることで営業マンは予算の範囲内に収める努力をしてくれる可能性が高くなります。
競合車を兼ね合いに出す
もし他店の見積もり書があれば、その見積もり書を提示しつつ値引き交渉をする方法があるので、頭の片隅に入れておくと良いでしょう。ただ無茶な値引きは中古車販売店側を困らせるだけでなく逆効果なので「この金額であれば購入する」という明確な意思表示を示すことが重要です。
まとめ
ハイエースを安く購入するための値引き交渉テクや、値引きの限界額について徹底解説してきました。
ハイエースは、「耐久性」「燃費性能」「メイドインジャパン品質」を武器に、世界市場でもワンボックス車として不動の地位を確立しています。
そのため、国内では海外の窃盗団による盗難が後を絶たず、車両保険が高額になるなど、セキュリティ問題が課題に挙げられています。
絶大な人気を誇るハイエースですが、商談次第で大幅な値引き額が期待できる車種です。今回紹介した記事を参考にして頂き、60万円以上の限界値引きを狙ってみてはいかがでしょうか。